京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

ゆすろう、ゆすろう

2019年04月08日 | HALL家の話
ベビーカーから開放すると一気に走り出すから下手に下ろしてはダメだと娘は口にする。仕方がなく、これまで公園まではベビーカーに乗せて行っていた。「タイラー、しあい」で母親不在。その留守を預かったわけだが、ナイショで家からキックバイクにまたがってスタートしてみた。
「るーちゃん、バイクで行こうか?」
2歳4か月になったLukasとおよそ三時間、公園を4カ所はしごしてまわった。


自信にあふれ、どこか表情が違ってみえる。何と言っても楽しそうだ。階段下ではさっと降りて、自ら両手でバイクを抱え持つ。
自分で行動しようとする、その気持ちが何ともかわいい。

桜が満開の公園。「おはながちらちら」花びらを水たまりに浮かべて遊んだ。
固い蕾の公園では、ユキヤナギの陰で暑さをしのいで一服。植込みの中で葉っぱをむしり、姿を消して一人遊びも楽しそうだ。
同い年の友達と走り回り、何かを会話している。バイクを貸してあげる代わりに、泥んこ遊びを体験。


家への道は2歳児にはきつかろうと思う上り坂が続くが、体を前傾しバイクに身を預けるようにして、太く短い脚で一生懸命にキックして進んでいく。
「着いたね~!」と言うと「うーん!」と笑う。

「はるうらら」。何度発音させてみても、ルーカスの春は巻き舌だ。子供は何かのきっかけや心を動かすようなことに出会うと、自分の意思で一歩を踏み出していく。真似をする。言葉が増える。表情に豊かさが増す…。
ゆすろう ゆすろう、るーちぃクンの好奇心。これはとても楽しいことだ。

コメント (2)
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