京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

「お花が咲くんよ」

2019年05月21日 | 日々の暮らしの中で
今日は二十四節気の小満。陽気が盛んで、草木の成長著しく天地に満ち始める頃という。

毎年新しい種を採り続け十代目のものを手に入れていた。それを昨年は十粒蒔いたが、結局一粒も発芽することがなく全滅してしまった。
弟の忌明け法要の朝、彼の家の庭からもらい受けた特別なアサガオの種だったのに。例年たくさんの種を手元には残していたが、よりによって一昨年は十粒のみ。蒔き直しもできず、はい、これまで!…となってしまった。

この4月。娘宅の留守を預かり、孫のルーカスと公園巡りをしていた日。一番馴染みの公園で、周囲にめぐらされたフェンスに枯れた蔓が絡み、種が残っているのを発見した。
「むし~?」と言って後ずさりした子に「お花が咲くんよ」と答えて、8粒を集めてポケットにしまった。


まる一日水につけ、とりあえずまいてみようかと土の中へ。
すごいものです。芽を出し、かわいい双葉が広がり始めたのです。ちょっと形が悪い? 
無理せず、ゆるやか~に育ってちょうだい。
コメント (2)
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