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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

「首飾りにするために」

2020年01月31日 | 日々の暮らしの中で


    一月三十一日
  よく気をつけて、人と人との橋渡しをし、糸をつないでちょうだい。
  一つ、また一つ、笑顔の花びらをつないで、首飾りにするために。
                (「ほのかに白粉の匂い」)

何度か読んでいるのに心に留めて出会えないできた、田辺聖子さんの香りある言葉。氏の歳月が生み出した何気ない、やさしい、滋味あふれる言葉はいつも心をやわらかく満たしてくれる。
ここのところ低い空が毎日のように頭上にあったが、久しぶりに青い空が見えた。時雨れて虹がかかった。
コメント (4)
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