京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

古木をひとり見つつ

2020年01月29日 | 日々の暮らしの中で
近くの梅林ではちらほら咲き出した花がほのかな香りを漂わせていた。


我が家の白梅の老体もいまだかつてないペースで蕾をふくらませ、春めいた色味を増している。

百花の先駆け、春告げ草。「ひとり見つつ春日暮らさむ」なんて洒落てみたいところだが、光の色も違うし、まだ1月末。

それでも雨上がりの静かな境内で、かすかな命の気配を楽しんでいた。開花前のこの清楚さが好き。ゆっくりゆっくり咲いてほしいわ、古梅さん。


コメント (2)
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