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真直ぐに行けと冬芽の挙(こぞ)りけり 金箱戈止夫
「明日春立たむとしける日」。
隣の家のも少し西のご近所さんからいただいたキンカンをジャムに煮詰めた匂いが部屋に広がりました。
1キロほどありました。週末に孫娘がオベンキョーにやって来る予定なので、半分持たせて帰らそうか、と。
そして明日は、黒糖を煮詰めて黒蜜づくりです。これも半分は同様に。
3篇のエッセイを今一度手を入れる余地がないかあれこれ読み直しつつ、新たなに1篇を書きたいものの構想が浮かばず、キーワードだけが頼りで、行き詰まったような、ひらめき待ちのような日を過ごしていましたのですが、「おにはー そと」「おにはー そと」の声を聞いていると、悩んでいたエッセイの姿が見えてきたような思いとなりました。