京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

難を転じる

2021年01月13日 | 日々の暮らしの中で
豊かな実の房それぞれに紙袋をかぶせて大切にされた南天を、報恩講の時期になると仏さんにと上げてくださる。磨き上げた仏具の荘厳。松を真に立てた花瓶に、南天の赤い実がたわわだ。菊の花も色どりを添える。鏡餅がひときわ和やかに正月気分を浮き立たせていた。


南天は「難を転じる」ということで昔から屋敷の鬼門に植えられるようになった。縁起の良い植物として好まれている。

今日、緊急事態宣言が発令された。
「昼夜を問わず外出をなるべく控えることが感染収束に向けて今最も大事なことだ」という尾身会長の言葉があった。どこまで自身を含め各人が自らの行動を律することができるか。発令された以上、もう散々してきていて我慢ガマンではあるが、自分にできることはするつもりだ。ただ、緩んでいた外出へのブレーキは、今少し強めに踏み込む必要がある。

ただねー、政府と国民との間に一体感が生まれず、政府の姿勢に何か不満が沸いてくるのよね。国民の代表である議員さん、お大臣さん、彼らは国民のために何をしてくれているだろうか。なにも伝わらず見えてこない。
万が一感染したとき、受け入れてもらえる病院がないなんて。これだけ市中での感染拡大が懸念されるとき、明日は我が身と言えるのだ。
コメント (2)
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