雨、三日。そして一転、今日は春のような陽気になった。
ぱっかぽかの陽ざしが外に出よと降り注いでくる。東へ行くか西へ向かうかの違いくらいで、ほぼ歩くコースは決まっているが、少しばかり遠出した。
そうして塀越しに見上げたよそさんの早梅に、「春隣」の季語が降ってきた。
春立つ日のめでたさを心待ちにする、はずみ心がそこにはあって、今年は2月3日がちょうど立春に当たるし、もうまさにこの時期は春隣。
毎月一回、文章仲間の例会で作品の合評会を行っているが、来月も中止にすると正式に連絡が入った。切磋琢磨する刺激が欲しい。例会日は少なからずそんな機会のひとつにしてきたが、合評を得るのはまたまた先延ばしだ。
少し前にファンタジーの作品を書いた知人から感想などを求められたことがあったが、その逆をお願いすることにした。
短い時間だけど、やはり会うっていい。「いいねぇ」なんて簡略化されるより、読んで考えや意見を伝えてほしい。読んでくれる人、読める人だというのが信頼の根っこにある。「読んでみて。そしてきっちりコメントお願いです」。そして、「近いうちにもう一作も」と。これは何よりも自分のやる気を高めるために、頼み込んだ。
何を読んでいるのかしら。上着が今日は少し暑そうだけど、読書している姿を見るのはいいものだ。