温かな一日に、ようやくのこと蕾がほころび始めました。
なんせ老体。幹は空洞に近い老木です。そんな状態で、懸命に生きようとしている真剣な姿です。梅は匂いだけではなく「志の高い木」のようです。
ようく見ますと、花は咲いています。
学生時代に同じ研究会で一緒に学んできた一学年後輩のH氏がこの4月から母校の大学の学長に就任します。お祝いの話が持ち上がりました。
入学時に4年生で会の代表を務めていたI氏からの電話でした。もう45年を過ぎる長~いご無沙汰、懐かしく思い出が甦るというには長すぎる空白期間です。
H氏とは彼が京都に公開古典講座で講演に来られた時にお会いした。「教授」になっていた。ずっと一研究者として後進の指導にもあたるだけでなく、「学長」に…。ご苦労さんなことだなあと思います。でもやはり「おめでとうございます」ですよね。そりゃそうですね。「学長」さんになることはエライことなんでしょうね。あまりそういうことには関心がなくっていけません。
お祝いをと言われても別な世界の人のようでもあり、心からお祝いを言えるだけの実感がわかないのです。薄情なのかしら…。
穏やかな陽気で、さすがに冬ごもりからのお目覚めとなりましたか。
やはりここには白梅でなければなりませんですね。
秘めた志が花を咲かせるのでしょうね。
私もあの頃は燃えていたんですよ(笑)
遠く過去になった世界から飛び込んできたお話でしたが、お祝い事はよいものです。
啓蟄を明日に控えて、少しモゾモゾ。
素敵な梅の古木。見事な写真。梅の花が息づいていますね。
「志高く」 今この季節にピッタリの言葉であり、過去の友の栄えある地位へのお祝いの仲間に・・・。
周囲に刺激されてますます磨きをかけられるkeiさんブログ。これからも楽しみ楽しみです。
大屋根を見上げる形で撮っておりますので、おそらく瓦の一部が偶然それらしい感じで映ったのですね。
ちょっとお茶にしましょう、と縁先は人が集う場所です。お仲間にどうぞ~。
輝く目に、ニコッとした笑顔が好感度を上げる、親しみやすい方でしたのを思い出します。
ずっとひと筋に研鑽を積まれ精進なさったきた人生があるわけですよね。
学長さんだなんて、スゴイことです。背負うものも大きく重いものがおありでしょうね。
ただ、言ってみれば人は誰でも何かを背負い抱えて生きているんですよね。
「肩書き」だけで価値は図れませんね。…なんてことを今思いながら認めております。
yo-サンにはこれからもずっと前後(左右)バランスよく荷物を振り分けながら、ご活躍の日が続きそうですね。
ちょっと前のめりになりながらも?? こけんように健康維持には努めてくださいませ。
「志高く」、いい響きですね(笑)
お祝いの仲間にと電話をいただけたことも嬉しいこと。もちろんお祝いの仲間に加えていただきました。
一服のお抹茶を戴きたいような気分になります。鶴屋𠮷信さんの京観世など
持参で出かけたくなりました。1枚目画像の中心部やや上の辺り、幹かしら、
枝かしら、観音様のお姿にも拝見出来ます。私のパソコンのデスプレの加減
かしら。
「学長さん」とはスゴイことですね。余分な肩書は一切無縁と言っていた私の
亡き弟のことを、ふうっと思い出してしまいました。生き方は色々あってよい
のでしょうが。私もかなりの時間が掛かってしまいましたが、やっとつまらぬ
荷物を皆、下すことが出来ました。山頭火の「捨て切れぬ荷物の重さ右左」
の半生でしたので。何を今更、後の祭りですねぇ・・・。でも老いてなほ志高く
ありたいと気づかされました。今宵はこれにて。どうも有難うございました。