京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

ワニのロックは最強だ

2023年03月30日 | 映画・観劇

八重桜日輪すこしあつきかな  山口誓子


大きなスーツケースを引いて歩く方々でごった返す京都駅。
「京の桜どき」に、いずこも花見の人出でにぎわっている。いきなり通路の真ん中で立ち止まる彼らにぶつからぬよう、足早に八条側にある映画館に向かった。友人と待ち合わせていた。上映時間の都合から、二条の東宝シネマズにしましょうと約束していたのにだ。
自分の勘違い、途中ですり替わった思い込みだった。駆けつける時間の余裕はなく、それぞれに観ることにした。失敗失敗、大失敗。


アメリカの児童文学作家バーナード・ウェ―バーの名作『ワニのライル』シリーズを実写映画化したという「シング・フォー・ミー、ライル」。ライルの声を大泉洋さんが担当だと知って楽しみにしていた。

“ワニのロックは最強だ~”
ショーマンのヘクターがペットショップで歌うワニと出会う。2本足で立って歌う、小さなワニのかわいいこと。でもたちまち3mに。
ステージに立たせ歌って、ひと儲けをもくろむがうまくいかない。観客の前では歌えなかった。ヘクターは屋根裏部屋にワニのライルを残したまま姿を消した。階下の部屋に越してきた家族の少年とライルの交流が始まる。
ドタバタあって大きなワニが走り回る。ステージで少年と歌って踊るラウル。大泉洋さんの歌声。動物園に連れもどされることなく、一件落着。

「とても楽しくて、頭が明るくなりました」と友人も楽しんでくれて、ほッ。



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