午前中は小雪が舞う寒さだった。
庭の片隅の環境の悪い土中から、赤い小さな芍薬の芽が顔を出し始めているのに気づいた。
6つ、7つ。
ようこそ、ようこそ! なんという生命力!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/81/a7c6e35bbfe0c34fe9d18b6946bed3a9.jpg)
〈雪をのけたしかめてみる褐色の芍薬の芽は一寸のたましいを持つ〉と詠んだ山崎方代。
「一寸のたましいを持つ」
もぞもぞと蠢く気力、意思のほとばしり。方代の感動に共感する。
懸命な成長の日々を見つめていくとしよう。
―『土』という漢字のタテに下ろす垂線は、逆に下から上に突き上げるようにして書かなければつまらない。
毎年毎年、芍薬の芽と出会うたびに、わたしは榊莫山さん独特な「土」の漢字の書き方を思い起こしている。
その道理は、
地上の一切の草や木、森林のすべては、土の中から芽生え、土の表面を突き破って成長し、枝や葉を茂らせ、花を咲かせるから ーとおっしゃる。
もう17年ほども前になるのか、莫山さんの書展を拝見した帰り道。連れとの会話の中で『土』(長塚節)の中に記された一節「春は空からさうして土から微かに動く」を知り、その後に出会った莫山さんの言葉だった。
平凡にみえる一日だけど、小さな発見と大きな感動が心の刺激となって、いろいろなことを教えてくれるものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/58/ef312e76cf0a7487b0e0f01bd8d0227b.jpg)
大根の先っぽを水につけておいた。冬場で成長は遅いけれど、やっぱり下(中)から上へと葉が出てきたわ。
庭の片隅の環境の悪い土中から、赤い小さな芍薬の芽が顔を出し始めているのに気づいた。
6つ、7つ。
ようこそ、ようこそ! なんという生命力!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/81/a7c6e35bbfe0c34fe9d18b6946bed3a9.jpg)
〈雪をのけたしかめてみる褐色の芍薬の芽は一寸のたましいを持つ〉と詠んだ山崎方代。
「一寸のたましいを持つ」
もぞもぞと蠢く気力、意思のほとばしり。方代の感動に共感する。
懸命な成長の日々を見つめていくとしよう。
―『土』という漢字のタテに下ろす垂線は、逆に下から上に突き上げるようにして書かなければつまらない。
毎年毎年、芍薬の芽と出会うたびに、わたしは榊莫山さん独特な「土」の漢字の書き方を思い起こしている。
その道理は、
地上の一切の草や木、森林のすべては、土の中から芽生え、土の表面を突き破って成長し、枝や葉を茂らせ、花を咲かせるから ーとおっしゃる。
もう17年ほども前になるのか、莫山さんの書展を拝見した帰り道。連れとの会話の中で『土』(長塚節)の中に記された一節「春は空からさうして土から微かに動く」を知り、その後に出会った莫山さんの言葉だった。
平凡にみえる一日だけど、小さな発見と大きな感動が心の刺激となって、いろいろなことを教えてくれるものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/58/ef312e76cf0a7487b0e0f01bd8d0227b.jpg)
大根の先っぽを水につけておいた。冬場で成長は遅いけれど、やっぱり下(中)から上へと葉が出てきたわ。
氏かもちゃんと道理にかなって。
書家・榊莫山さんの魅力です。
ひんぱんに足音を聞かせ、声をかけ、手をかけ目をかけすることで、畑の作物も植物もよく育つとか。
お仕事のお疲れもでますでしょうが、合間には思い出して
一層の手間暇かけて喜びに変えてくださいませね。
雪をかきわけてもまだ少し時間がかかりそうですね。
土の盛り上がりを見つけた瞬間も感動ですよね。
毎年のことですが、赤い芽の先が地表に現れたときはなんとも言えない感動です。
草の芽生えもみんなみんな日の光を求めて勢力範囲を拡大し、
伸び上がろうとしているようです。
戦いだ―なんて言って、てこずらされますが。
水に浸して部屋に置いていますと、緑の葉っぱが!生き物の気配が?(笑)
いや~感動します。
なるほどです。
ここ何年、土に触れる喜びを知り、こういう言葉に出会えてとても感慨深いです。
我が家の芍薬の芽も今は雪の中で、静かに土を盛り上げつついるのでしょう。
土の中から赤い芽が出てきて感動!
私も「まだか、まだか?」と待ち望む芍薬の芽が出てきて感動しました。今まさに。
お大根の先っぽを水につけてのお料理、美しく見事です!!
土の中から・・もっと深く考えないと・・
kei様の思慮深さに脱帽です。