京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

虫刺されに蛇頂石

2018年08月01日 | 日々の暮らしの中で
陽がささないうちに少しだけでもしておこうかと思いついて、鎌を持ち出した。カイカイカイッと鎌を動かし草を刈った。ところにより根っこからきれいにしたし、見た目は綺麗になった。余り疲れたくないのでほどほどにして、あとは水やりで終わる朝の始まりだった。

なにに刺されたのか、足首周辺が痛痒い。4カ所、ツベルクリン反応の注射をした後のように赤く広がり、4つの赤みが一体化して熱を持っているような感覚だ。張りも感じる。


「蛇頂石」の“家宝”があることを思い出したのは、ずいぶん時間が経ってからだったが、いつまでも熱っぽいので4カ所、順に繰り返して当ててみた。500円硬貨の直径寸の縦長の石だが、半分に割れているので、この際半分サイズで利用した。

どうやって使うのだったか。石を水で濡らしてから当てると、まあ、ピタッと吸い付いた。この感触に覚えがあった。それほどの毒性はないだろうから、使用後は短時間で水から取りだし、また別の患部へ半分サイズで。


水につけると泡が出る。大きな泡になって、ようやくのことぷくっと離れる。一か所、サイダーのように極小の泡が連続で立ち上がってもいる。
ヘンな黒いものを足にくっつけて、そっとだけど歩いても落ちない、面白い石。

夜、赤い広がりは小さく薄くなってきた。素足を出せないのも困りもの…。明日一日かけて引いてくれるといいのだけれど。




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