祇園祭は、7月1日の「切符入り」から始まりますが、7月31日の疫神社の「夏越祭(なごしさい)」に至るまでで、毎日のように神事が繰り広げられていきます。神事の内容については新聞で読むくらいで、私はほとんど知りません。12日から14日には、巡行に先駆けての「曳き初め」で、本番さながらに町内を往復するようです。14日から16日までの宵宮は、夕刻から駒形提灯に灯りがともされ、祇園囃子が響き渡る、もっとも情緒ある3日間といえるのでしょう。
17日の「山鉾巡行」がハイライトです。四条麩屋町に立つ斎竹(いみたけ)に張られた注連縄は神域との結界で、これを長刀鉾の稚児が一刀両断にします。結界を解いたのを合図に山鉾は神域へと進むこととなって、とても重要な儀式になるわけです。
今日から「山鉾建て」が始まりました。毎年巡行の先頭を行く「長刀鉾」の作業の様子です。
36度を超えていた市内、炎天下で職人さんたちが汗して土台のやぐらを組んでいました。縄をかけながら小槌を打っている職人さんも見えます。木部をよりきつく縛るためだそうで、釘は1本も使わずに、縄だけで固定する「縄がらみ」という技法だそうです。熱中症にもならず、神がかりのような神々しさでの作業っぷりでした。 この方たちあっての伝統行事のようです。
夜に入っても下がらない、この四条通り界隈の熱気は半端ではありませんが、このときばかりは「暑さ」こそが、人の出の多さとともに祭りの気分を高揚させるのであって、怨霊も退散せざるを得ない勢いの盛り上がりとなるのでしょう。
ですが…、山に囲まれた京の夏を「焙烙で炒られているような暑さ」と表現されたのはどなただったか、私にはこの暑さがネックになって祭りに足が向きません。「辻回し」を一度、河原町通りで巡行を一度、日中と宵宮を合わせても数度といった具合です。
巡行は1週間後です。
山鉾建て、しっかりと縄で組み上げられるんですね。職人さんの姿が粋で見事です。
京都の夏を彩る祇園祭。コンチキチンを思い出すだけで「暑いな~」などと。
山鉾の基礎組、なんかしら身が引き締まる思いです。
山鉾巡航楽しみにしましょう
縁の下の力持ち以上、文化財だと思います。
今朝の新聞では、長刀鉾の胴掛が珍しく友禅染で新調されたとありました。
京の伝統産業の進展にも貢献しているお祭りです。
知ることは楽しいのですが、なかなかその場に足は向かなくて…。
暑い暑いと家にいても暑い。外へ出れば、大勢の人を見かけます。
まだまだ生きていける暑さ?
暑さを楽しめるくらいならいいのですが、ちょっと厳しいこの頃です。
この暑さでこそ、盛り上がるのでしょうね。
「夏の錦」と昭和初期には観光案内されていた祇園祭だったのを知りました(笑)
豪華な懸装品ですものね。
絢爛豪華でさぞや目を見張る事でしょう。
そして暑さも準主役?かしら・・・
作業される職人さんも暑さに負けない心意気と身体、素晴らしいですね。
神前に参ってお祓いをしてでしょうから、御加護もあるでしょうね。
素晴らしい文化を担っている自負、心意気を見せつけられるようです。
5年前、巡行の3日前でしたか、3歳だった孫娘も一緒に山鉾をみて歩きました。
その帰り、混み合う地下鉄の四条駅構内で姿を見失いました。
思い出すだけでドーンと気持ちが重ぐるしくなります。
いつも丁寧にみますが、なかなか参加が思いきれません。
いつもテレビではみていますが・・・
↓「一匹一匹が3という数字に似ている。… 333333333333……>
鋭く、楽しい観察力に感心いたしました。
暑さへの対応力にも配慮されて・・・
京都と名古屋は暑さを競い合っていますね。
有難くない競争です。
外へ出るのもおっくうになりますが、出てみると結構な人の出です。
観覧席の良い場所が確保されるのでしょうか。
現地では自由行動でというのもあるようですよね。
とにかくこの暑さですから、…。
細かな観察眼、豊かな発想力、…
孫相手にでも、大いに柔軟剤注入が要りそうな日々を感じています。