イタリアのトスカーナの美しい自然に恵まれてはいるが、この世から忘れ去られてしまったような村・〈モンテレッジォ〉。
その「人知れぬ山奥に、本を愛し、本を届けることに命を懸けた人たちがいた。小さな村の本屋の足取りを追うことは、人々の好奇心の行方を見ることだった。…」(「はじめに」)。わずかに生存している子孫たちを追いかけ、消えゆく話を聞き歩き、何かに憑かれるように、一生懸命に書いた、そうです。そうして書かれたのが『モンテレッジォ 小さな村の 旅する本屋の物語』(内田洋子)。
ヴェネツィアに住み、親しく通うようになった古書店〈ベルト―二書店〉。「本は書店の細胞」。膨大な数の本があふれていても店主アルベルトは、本ごとに常に相応しい居場所を見つけてやり、少しずつ並べ直していく。その頻繁な手入れのおかげで、店内はいつも瑞々しい雰囲気に包まれているのだそうです。
一冊の本を手に取り、奥付まで見入っていると、店主が「近所に住む著者に直に尋ねてみますか」とおずおずと訊いてきたときのことを、
「どんな本でも、連れて来る情景がある。一冊の本をきっかけに、思いもかけない蔓を引き当てることもある。見知らぬ土地や人が、本を介してそばへ寄ってくる瞬間だ」、と結んだ内田洋子さんの言葉が素敵だった。
その店を開業した4代前、初代が実は〈モンテレッジォ〉からの移住者で、代々、本の行商人だったと知るのです。籠いっぱいの本を担いで、イタリアじゅうを旅した行商人たちのおかげで、各地に書店が生まれ、〈読むということ〉が広がったことを教えられる。内田さんは「矢も楯もたまらず」、村に向かう。
写真も豊富。この先どんな話が収められているのか。村の生活は? どんな歴史が? ワクワクしています。
のですね。
たまにしか出会わないことですね。
時を忘れて読書のなかに埋没していたい。
そんな本にはなかなか巡りあえないです。
さて、私も日本むかしばなしのファン
でした。胸にじいんと来て涙ぐむ
こともしばしばでした。
ときを忘れてやること〜はあるつもりですが、これには体が資本ですね..。
まずは体調〜だと思っています。
名古屋にある珍しいホテル「ランプライトブックスホテル。
二階以上はホテル、1階は書店とカフェ。
書店と言いましても本は売っていませんが誰でも無料で読めます。
宿泊者は部屋へ持ち込みOK.
旅行関係や世界の各地の紹介本などが
揃えてありました。
世界中の書店の紹介などもありました。
貴重な本もたくさん並んでいました。
買うには高価ですが、分厚い写真集も
たくさんありました。
そこで読みました。
著者が息子と同じ大学(東京外語)出身なので記憶に残っています。
時間のある時また行ってみます。
記憶違いでないことを祈って。
本好き、読書、書店好き?の興味はそそられます。
写真の多いのも魅力ですし、筆者の高揚感も伝わり、文章も心に残ってきます。
楽しく読んでいます、嬉しい事~。
何をするにも、先ずは健康ですね。
日によって異なる体調ですが、よい波を維持、コントロールしていけるといいですよね。
「ブックスホテル」「書店とカフェ」「誰でも無料で」、には記憶があります。
書店の棚に、正面を向けて数冊。
気になっていたのですが、ついに昨年末に買い収めとして購入しました。
何度も写真を見返し、私もちょっとした小さな旅に出ていく気分です。