京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

2980歩

2021年09月06日 | 日々の暮らしの中で
滋賀県の大津まで車で出かけた。ちょっとした寄り合いで座りっぱなしだったので、午後3時に帰宅後そのままウオーキングに出ることにした。
日中は気温も上がり、日差し十分だったが、午後に入っての風は心地よささえ感じる。行けそうだ、と思ったからだが…。
わき腹が痛むし、足は進まない。なんか息が切れる。帰ろう。いや、もうちょっと!と頑張ってみても極めて調子悪い。帰りついてみれば、なんとたったの2980歩。そこらへのお使い歩きだった。


青いどんぐりを一つ見つけて帰った。
昨秋に中古本書店で購入したままになっていた『弥勒の月』。題名に魅かれて手を出したが、あさのあつこさんの作品はこれが初めてになる。
今夜からスタート。

『すぐ死ぬんだから』(内館牧子)。「八十歳を間近にした女性主人公をめぐる、外見に関する物語」。
「すぐ死ぬんだから」という免罪符は、無精者の「葵の御印籠」と胸に刻もう、と言われる。
とっても面白かった。得ることもあり、共感できることも多く、よい作品でした。若い人に向けるあたたかな思いが汲めるし、何より主人公ハナさんの懐の広さ、大きさ、素敵でした。内館さんがちらついてなりませんでしたが。
書店で文庫本になっているのを見かけた記憶がある。



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2 コメント

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ご無理なさいませんように (Rei)
2021-09-08 13:10:30
内館牧子さんもあさのあつこさんも
読んだことのない作家さんです。
この年齢になっても「死」が考えられません。
「死生観」といいますね、昔中国人と話したことありますが
中国語では「生死観」です。
内容はすっかり忘れましたが、
今でも儒教の教えがあると感じました。

お読みになったらま内容ご紹介くださいね。
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死生観… Reiさん (kei)
2021-09-08 15:03:24
原作は内館さんで映画「終わった人」を観ましたが、あまり面白くはありませんでした。
この『弥勒の月』、今は単にストーリーで引っ張られて読んでいます。
人物にしてもやがていろいろ明かされて、厚みが出てくるのかなと期待しながら。

「大いなる働きに委ねればいいのです」といつかどこかで耳にしましたが、
私はこの言葉に安易に逃げ込んでいるかもしれません。
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