京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

十六夜の月が

2022年09月11日 | 日々の暮らしの中で

9月に入ってもなお続く厳しい暑さは辛い、辛いというか、うんざり感がわいてくる。
いつまで暑いんだ!? 日差しは強いし、外出気分じゃないのだけれど、法蔵館に出向く用事があって重い腰を上げた。

出たついででもあり、注文の用事を済ませてからは京都駅の八条側に回って書店を覗くことにした。
あさのあつこさんの新刊本『乱鴉の空』があった。弥勒シリーズの続編とわかったが、なんと文庫本で10冊目になる『花下に舞う』がこの13日に発売と書いてあるではないの。まあ、嬉しや。
積みあげるほど出番待ちの本があるから、しばらく楽しみは取っておくことにしよう。

昨夜は7時25分頃、山の端に上がってくる名月を見守った。
さて、今夜は月の出が40分遅くなって、十六夜の月が上っている。明日はさらに40分遅れるのだと聞いた。月の異名は立待ち月。そして居待ち月、十九夜は寝待ち月。このころになるともう月の出はかなり遅い。
山の端のどこに隠れているのだか、お月さん。

いつしかおさまる残暑の厳しさ。今しばらくの辛抱…。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋の心 | トップ | いい仕事をしたな »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
残暑にうんざりです (Rei)
2022-09-12 20:20:58
夏を乗り切ったと思いましたが
まだまだ油断ならぬ残暑ですね。
昨夜は家の中からまん丸お月さん見ました。
少し涼やかな気持ちになれました。
立待ち月、居待ち月、寝待ち月
素敵な表現です。
何かの折、私も使ってみたい日本語です。
「花下に舞う」時代小説なのですね
ぜひ読んでみたいです。
時代小説が続いています。
返信する
残暑 Reiさん (kei)
2022-09-13 10:49:20
虫の音も聞こえ始めていますし、よいお月見でしたね。
ただ、日中の暑さが…。
昨夜も空を見上げてみました。
月の出が日ごとに少しずつ遅くなるに合わせて、うまくとらえた素敵な表現ですね。

文庫本で追っているので、数年前の新刊出版を知らずににおりました。
シリーズものを読み続けるのは初めての経験です。
返信する

コメントを投稿

日々の暮らしの中で」カテゴリの最新記事