Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ラジャスタン横断 2 デリー~マンダワ

2011-01-12 19:52:03 | インド
12月20日

朝デリーを出発、ビルの立ち並ぶグルガオンまでは高速を飛ばし、Rewari と言う町から幹線をはずれてハリヤナ州の田舎を行く。

 道の両脇には菜の花畑が続き、
  
最初は「ああ、牛が」「ラクダが」と声を上げていたのもやがて見慣れて野良犬程度にしか思わなくなる。

ハリヤナ州ももうすぐつきてラジャスタンも目前というところ、Narnaul と言う町に入ると貯水池があると言う。
貯水池、階段井戸マニアなので見たいと車を止めてもらうが
  
周りはゴミだらけでかなり残念な状態。昔は相当立派なものだったと思われるのだが。

停車ついでにドライバーのお友達の店先でお茶休憩。
 売り物はラクダの鞍や手綱など。
  
お茶を飲んでいる間もお客さんや面白い乗り物が通る。

貯水池に興味を示したので運転手が気を利かせ、町の裏道を通ってこんな所に案内してくれた。
  
16世紀、アクバル帝の時代にこの地域の知事が作ったと言うJal Mahal。
英語のガイドブックなどにも何も出ていないが、天井の装飾なども美しい。
  
暑い時にこんな池の中の建物で過ごすのは優雅だろう。

 さらにこんな巨大ハヌマーンなど通り過ぎるうちにお昼もだいぶ回った。
ランチストップはどこかな、と思っているとこれから自分の実家に寄ってお昼だという。
普段はデリーに住んでいる運転手氏、通り道なので家族の顔を見、いろいろ届け物をしたかったらしい。

実家があるのはNarnaulから脇道に入り、3、40分畑の中を走ったサンダルカタンと言う村。
  
ちょっとした広場に面した家の前には牛がのんびり座っている。

 奥の台所では家族が食事を用意中。
 
やがて出来上がった料理をこの家で一番いいと思われる、テレビもあるこちらの部屋でいただく。
メニューは酸っぱいヨーグルト・スープにダルと野菜の煮物。多分我々のために味を調整してくれたのだろう、どれもマイルドな味で野菜の味が引き立ち、いかにも家庭料理然とおいしかった。

ただ困ったのは珍客の到来に村中の人が次々に家の中に入ってくること。
こちらでは勝手に家の中に入ってくるのが当然らしくて、食事中もなにやらしゃべりながらガヤガヤと我々を眺めている。
パンダの気持ちがちょっとわかったかも。

 食後は牛糞燃料が美しく並べられた屋上でチャイをいただき、
  
運転手氏家族にさようなら。
ここまでは運転手氏も気が利いてよかったのだが、この後彼に悩まされることになろうとは。

 
やがてハリヤナ州を出てラジャスタン州に入るとまわりは急に乾燥した景色になってきた。
 途中こんなカモシカにも遭遇しつつ、本日の目的地マンダワには暗くなってから到着した。


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コメント (5)
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