Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ラジャスタン横断 4 マンダワ

2011-01-24 21:30:52 | インド
12月21日

塔の上から眺めた後、朝のマンダワの町の散歩に出る。

8時過ぎのマンダワはまだ開いている店もほとんどなく、牛がゴミをあさっていたり、犬が日向ぼっこをしていたり
  
  
そのうちにロバやラクダが動き出す、いとものんびりした田舎町だ。

しかし一見ほこりっぽく土色のこの町、よく見ると建物の造りが凝っている。
  
  
木彫りの見事なブランインドの周りにはフレスコ画が描かれ、
  
突き出した軒の裏側まで細かな模様で飾られている。

マンダワの町は18世紀半ばから中国と中東を結ぶ交易ルート上の町として発展し、今回泊まった要塞もその頃に作られたもの。
見事な屋敷の数々は19世紀から20世紀の初め、この町の景気がよかったころのものと思われる。

さらに町を歩けば
  
オタク心を刺激する壁が次々に出現。
 こんな家に人が普通に生活している。
  
扉の彫刻の見事さにネパールのネワリ建築を思い出したが、関係はあるのだろうか。

  
道をまたいで建つ建物のてっぺんには神様と牛。

 ヒンドゥー教の寺院ももちろん壁画で飾られている。

 ホテルの入り口にはかわいい象のフレスコ。
 
また別の屋敷を改装したホテルも細部の装飾が凝りまくっている。

  
入り口が見事なこちらの建物は現在売り出し中。
 きれいに改装してマンダワでホテル経営なんていかがでしょう。この建物がいくらかは聞かなかったけれど。

この建物の側面に描かれていた壁画は機車ぽっぽ。
 
細部を見れば見るほど楽しくて、いつまでもこの町をうろうろしていたい。

とは言え我々は次の町へ移動しなければならない。
前夜ドライバーと約束した出発時間は10時。ところが10時に町歩きから戻るとまだ支度ができていないから出発できないと言う。

なに~、と理由をただすがはっきりしない。
前日はそこそこ通じていたはずの日本語がだんだん怪しくなってきた。どうやら決まりきったことはちゃんと言えるが、それ以上の会話はできず、なによりこちらの言っている事の聞き取りはほとんどできていない様子。

この先、これに大いに悩まされるのであった。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする