Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

インド行き機内で「瞳の奥の秘密」&「悪人」

2011-01-09 01:55:50 | 機内食・映画・美術展
映画つながりで、インド行きJAL機内で見た映画2本。

 東南アジア行きとまったく変わらない肉なしハヤシライスを食べてまず1本目。

「瞳の奥の秘密」

珍しいアルゼンチン映画だけれど、昨年のアカデミー賞外国語映画賞受賞作ということなので選んでみた。
ストーリーは25年前に起きた凄惨な殺人事件を引退した担当判事助手が回想しながら再び追うというミステリー。

犯人は意外に早く見つかるのだけれど、実はここからが本当のミステリー。
犯人をどう自白させるか、刑がどうなるか、そしてその後が結構びっくりする展開。

アルゼンチンの司法制度がよくわからないし、犯人のその後の展開にはおそらく25年前のアルゼンチンの政治状況が反映されていて、それを知っていればもっと納得することができるのだろう。そこいらへんがちょっともどかしい。

俳優達は渋いし、地味な映画だけれど、25年前のことをしつこく追いかける登場人物たちといい、ちょいとロマンチック(?)なエンディングといい、やっぱりラテンだなと思わせるものがあって面白い。


2本目は 「悪人」

この間行った福江島の灯台が登場すると言うので見てみた。

場所は長崎県と言うだけで福江島とはされていないが、後半の重要な舞台でとても印象的。展望台から見たとおり、灯台までのアプローチはすごく大変そうだけれど、これを見たらやっぱり灯台まで行きたくなっちゃうな。

妻夫木くんはいつものさわやか青年とはちがって口もろくにきけない不器用な男になっていたし、深津絵里は狭い社会に閉じ込められた行き遅れた女の焦燥感をうまく演じていた。
しかしこの二人の演技は予想の範囲内。
それよりも妻夫木くんに殺されちゃう女の子がうまい。欲が深くて浅はかな娘が実にリアル。脚本がいいが、女優もいいのだろう。

暗いけれどなかなか見ごたえのある1本。


そうこうしているうちに2回目の食事はお弁当。
 半分はご飯、半分は麺と炭水化物の多いお弁当だけれど、右側のじゃじゃ麺がなかなかおいしく、真ん中にはさまったデザートのちいちゃなシュークリームも中のイチゴクリームがいけている。
JALの弁当、侮るべからず。

やっとインドに到着した。


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コメント (4)
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