朝食後、ホテルを出て青森駅へ。
前夜の天気予報では吹雪になるかも、と言われていたが、朝から青空がのぞいてきたのはラッキー。
それでも奥羽本線のホームは雪で真っ白だ。
弘前までは普通列車で約1時間。
青森に来ようと思い立つまで知らなかったが、弘前は2003年以来「洋館とフランス料理の街」なんだそうだ(ちゃんとそういうパンフレットがある)。
そこで駅前から市内循環バスに乗ってまずは弘前公園に近い市役所前へ。
5分ほど歩いたところにあるのが
青森銀行記念館。
1904年に建てられたものだが、冬の間は残念ながら閉ざされていて内部の見学はできない。
市役所方面に戻ると見えてくるのが
旧東奥義塾外人教師館
1872年に開校した私学・東奥義塾が外国人宣教師のために用意した住居だそうだが、宣教師夫人が焼死する火事などあって、この建物は1901年のもの。
内部は資料館として入ることができ、サンルームには子供のためのブランコまである。
明治の初めに青森まで来たアメリカ人宣教師家族の生活ってどんなだったのだろう。
そのすぐ隣にあるのは旧弘前市立図書館。
1906年に青森銀行記念館を建てた堀江佐吉という人が建設したそうだが、ドームの付いた2本の塔、白壁に緑の窓枠、赤い屋根がとてもかわいい。
この図書館の裏手にはミニチュア建造物に小屋掛けがされている。
現存するものの他に既に取り壊されてしまった洋館のミニチュアもあって、なるほど明治期の弘前には洋館がたくさんあったらしい。さぞかしハイカラな街だったろう。
図書館の前には立派な建物の弘前市立観光館というのがあって、目の前に入り口があったので山車展示館というのに入ってみた。
弘前のお祭りで有名なのはもちろんねぷただけれど、ここに展示されているのはもう行われていない八幡宮のお祭りのためのもの。人形の顔などいかにも古風で、さすが津軽藩の城下町。
さらに公園の前を歩いて藤田記念庭園。
1919年に建てられた実業家の別邸はステンドグラスなど配されておしゃれ。
サンルームが喫茶室になっていて気持ち良さそう。
この別邸から道を渡れば弘前公園。
広い公園の中は一面雪をかぶっていて、赤い橋の欄干が鮮やかに映える。
そして公園の真ん中にあるのが弘前城の天守閣。
現在残っているものは1811年に再建されたもので、1611年に建てられたオリジナルより低いそうだが、お堀の向こうにそびえる姿は白い壁が周りの雪ともよく合って美しい。
ただし近くに寄って見ると本当に小さくてかわいい天守閣。
ちなみにこの弘前城、今年が築城400年ということで様々なイベントが計画されているらしいが
このマスコットはどこぞのパクリじゃなかろうか。
公園からは岩木山が見えるが、山頂は残念ながら雲がかかっている。
なだらかな稜線で、いかにも日本人好みの山だ。
天守閣と城門を除いてはひたすら真っ白な公園を突っ切って、北門を出ると目の前に古い住居がある。
築250年ほどという石場家住宅。
今は酒屋さんになっているが、店内で声をかけ、100円を支払えば今も住んでいるという家の中を見せてもらえる。
座敷は天井が高く立派な造り。通り庭という土間の真ん中に井戸があり、その向こうに漬物樽がたくさん並んでいるのが生活感があっていい。
クラシックな酒屋の店先もいい感じだ。
さらに公園の周りをぐるっと歩いて日本キリスト教団弘前教会。
1906年建設のこの教会はパリのノートルダム大聖堂をモデルにしているそうだが、石造りならぬ総ヒバ造りというのが青森らしい。
城下町弘前はどこかしっとりとして、雪の中でも歩いて回るのが楽しい街だった。
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前夜の天気予報では吹雪になるかも、と言われていたが、朝から青空がのぞいてきたのはラッキー。
それでも奥羽本線のホームは雪で真っ白だ。
弘前までは普通列車で約1時間。
青森に来ようと思い立つまで知らなかったが、弘前は2003年以来「洋館とフランス料理の街」なんだそうだ(ちゃんとそういうパンフレットがある)。
そこで駅前から市内循環バスに乗ってまずは弘前公園に近い市役所前へ。
5分ほど歩いたところにあるのが
青森銀行記念館。
1904年に建てられたものだが、冬の間は残念ながら閉ざされていて内部の見学はできない。
市役所方面に戻ると見えてくるのが
旧東奥義塾外人教師館
1872年に開校した私学・東奥義塾が外国人宣教師のために用意した住居だそうだが、宣教師夫人が焼死する火事などあって、この建物は1901年のもの。
内部は資料館として入ることができ、サンルームには子供のためのブランコまである。
明治の初めに青森まで来たアメリカ人宣教師家族の生活ってどんなだったのだろう。
そのすぐ隣にあるのは旧弘前市立図書館。
1906年に青森銀行記念館を建てた堀江佐吉という人が建設したそうだが、ドームの付いた2本の塔、白壁に緑の窓枠、赤い屋根がとてもかわいい。
この図書館の裏手にはミニチュア建造物に小屋掛けがされている。
現存するものの他に既に取り壊されてしまった洋館のミニチュアもあって、なるほど明治期の弘前には洋館がたくさんあったらしい。さぞかしハイカラな街だったろう。
図書館の前には立派な建物の弘前市立観光館というのがあって、目の前に入り口があったので山車展示館というのに入ってみた。
弘前のお祭りで有名なのはもちろんねぷただけれど、ここに展示されているのはもう行われていない八幡宮のお祭りのためのもの。人形の顔などいかにも古風で、さすが津軽藩の城下町。
さらに公園の前を歩いて藤田記念庭園。
1919年に建てられた実業家の別邸はステンドグラスなど配されておしゃれ。
サンルームが喫茶室になっていて気持ち良さそう。
この別邸から道を渡れば弘前公園。
広い公園の中は一面雪をかぶっていて、赤い橋の欄干が鮮やかに映える。
そして公園の真ん中にあるのが弘前城の天守閣。
現在残っているものは1811年に再建されたもので、1611年に建てられたオリジナルより低いそうだが、お堀の向こうにそびえる姿は白い壁が周りの雪ともよく合って美しい。
ただし近くに寄って見ると本当に小さくてかわいい天守閣。
ちなみにこの弘前城、今年が築城400年ということで様々なイベントが計画されているらしいが
このマスコットはどこぞのパクリじゃなかろうか。
公園からは岩木山が見えるが、山頂は残念ながら雲がかかっている。
なだらかな稜線で、いかにも日本人好みの山だ。
天守閣と城門を除いてはひたすら真っ白な公園を突っ切って、北門を出ると目の前に古い住居がある。
築250年ほどという石場家住宅。
今は酒屋さんになっているが、店内で声をかけ、100円を支払えば今も住んでいるという家の中を見せてもらえる。
座敷は天井が高く立派な造り。通り庭という土間の真ん中に井戸があり、その向こうに漬物樽がたくさん並んでいるのが生活感があっていい。
クラシックな酒屋の店先もいい感じだ。
さらに公園の周りをぐるっと歩いて日本キリスト教団弘前教会。
1906年建設のこの教会はパリのノートルダム大聖堂をモデルにしているそうだが、石造りならぬ総ヒバ造りというのが青森らしい。
城下町弘前はどこかしっとりとして、雪の中でも歩いて回るのが楽しい街だった。
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