蔦温泉を出た「みずうみ号」は雪に覆われた山道をどんどん上って行く。
道路は真っ白、雪壁の向こうの木々には雪が樹氷になってきれい。
一緒に乗り込んだおばちゃんたちは喜んで大騒ぎ。
1時間20分で酸ヶ湯温泉に到着。
ここは標高が900メートル、現在の積雪は3メートルと、つい2,3日前にテレビで見たばかり。
ここの名物はなんと言っても「ヒバ千人風呂」という混浴大浴場。他に「玉の湯」という男女別のお風呂もあるので、まずは両方のお風呂に入れるチケット1000円也を玄関にある自動販売機で購入。
さらに玄関横のお土産売り場で「湯浴み着」なるものを購入。
不織布でできたこのムームーのようなものがあれば混浴も怖くない。
というわけで早速「ヒバ千人風呂」へ。
番台は無人でチケットは箱に入れるだけ。
脱衣場は男女別になっていて古い銭湯のような雰囲気。
湯浴み着を身に着けて中に入ると入り口付近には衝立、その奥でかぶり湯をして大きな混浴の浴槽の方へ行く。
写真は旅館のHPから
と中は湯気でもうもう、他に人がいるのかどうかも最初はわからないほど。
お湯は白濁していて硫黄の香りが強く、名前の通りここは強酸性なのでなめるとまるでレモン水のようにすっぱい。ここまですっぱい温泉は初めて。腕の引っかき傷にお湯がしみる。
最初に入ったのは衝立のすぐそばの「四分六分の湯」。こちらはちょっと熱くてそう長くは入っていられない。
もうもうたる湯気に目が慣れてくるともう一つ浴槽があるのがやっとわかった。
そちらが「熱の湯」で「四分六分の湯」より白濁が強く、名前に反して温度はちょっとぬるい。こっちの方が長く入れていいな。
「千人風呂」を名乗るとおり、このお風呂は160畳の広さが自慢なのだが、実際に入ってみると思ったほど大きいとは感じない。最近は九州や北海道にもっと大きいお風呂があるのでそのためだろうか。
またここは立ち寄りのお客さんでいつも混雑していることで有名なのだが、さすがこの雪の季節、マイカーで来る人はあまりいないらしくて、男性が10人ぐらい、女性は4人だけ。混浴のお風呂は真ん中に札が立ち、右は男性、左は女性というふうに縄張りが決められているので女性側はゆうゆう。この季節に来たのは正解だった。
千人風呂もいいがやはりお風呂は裸で入りたいと、次は「玉の湯」へ。
旅館の廊下をかなり行ったつきあたりに最近に作られたらしいお風呂がある。
こちらのお湯は「千人風呂」に比べると濁りがかなり少ない。しかしやはり硫黄の香りがしてなめればすっぱい。
個性的なお湯だけれど、ピリピリするお湯につかっていると蔦温泉の柔らかいお湯が懐かしくなる。
酸ヶ湯を堪能したあとは
これまた懐かしい雰囲気の食堂でお昼。
青森名物と言う生姜味噌おでんは思ったほど生姜の風味が強くなかったが、串に根曲竹がささっているのがおもしろく、卵に味噌をつけるとおいしい。
もう一品はそば粉100%の揚げソバ団子。揚げたてをハフハフおいしくいただく。
酸ヶ湯滞在1時間40分で次のバスに乗り、青森へ。
この写真ではわかりにくいが、雲に隠れた向こうにあるのが八甲田山。
こんな所で吹雪かれたら、そりゃ遭難するわな。
景色を堪能するうちに2時間で青森到着。
その足でちょっと下見に、と駅前のアウガというデパートの地下へ。
このデパ地下は魚市場になっていることで有名なのだ。
朝6時前から開いていると言うこの市場、午後の3時過ぎだったためかもうあまり活気がない。
買い物は明朝にしようと思っていたら、「明日は市場がお休みだから鮮魚はないわよ」とお姉さんが教えてくれて急遽予定変更。
大間のまぐろだの、ウニだのホタテだの買い込んで実家へ宅急便。
どこのお店でもまとめて宅急便を手配してくれるので便利だけれど、おかげで散財してしまう。
今夜の宿は駅前から5分の「ハイパーホテル青森パサージュ」
ベッドが大きく、これで朝食付き4200円は安い。
荷物をホテルに置いたらすぐに駅前の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」へ。
新幹線の延長にあわせてできたばかりのこの施設
ねぶたの歴史や作り方の説明はあるし、
賞を取ったねぶたの展示はあるしで結構見ごたえがある。
そのすぐ隣にあるのはこれもできたばかりの「A-Factory」
ちょっとしゃれた青森県産品売り場とレストランの複合施設なのだが
ここでもまた「宅急便で送ればいいや」とつい散財。
青森は危険だ。
これ以上買い物をしてしまうのはやばいので、観光物産館のアスパムへはお店の閉店後に行く。
この建物は青森のAなんだそうだ。
お目当てはこの10階にある郷土料理の店「西むら」
縄文定食と言うのを頼むと、お刺身に貝焼き味噌、にしんの切り込み、じゃっぱ汁と青森の名物料理が一度に食べられる。
ホタテの卵とじの貝焼き味噌も、タラの入ったじゃっぱ汁もおいしいけれど、にしんを麹で熟成させたという切り込みがとてもおいしい。生臭みを出さずに作るのはとても難しく、さらに食べやすくするために大根おろしを加えているとはお店の人の話。
あまり見るところはなさそうな青森だけれど、買い物と食事は十分に楽しんだ。
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道路は真っ白、雪壁の向こうの木々には雪が樹氷になってきれい。
一緒に乗り込んだおばちゃんたちは喜んで大騒ぎ。
1時間20分で酸ヶ湯温泉に到着。
ここは標高が900メートル、現在の積雪は3メートルと、つい2,3日前にテレビで見たばかり。
ここの名物はなんと言っても「ヒバ千人風呂」という混浴大浴場。他に「玉の湯」という男女別のお風呂もあるので、まずは両方のお風呂に入れるチケット1000円也を玄関にある自動販売機で購入。
さらに玄関横のお土産売り場で「湯浴み着」なるものを購入。
不織布でできたこのムームーのようなものがあれば混浴も怖くない。
というわけで早速「ヒバ千人風呂」へ。
番台は無人でチケットは箱に入れるだけ。
脱衣場は男女別になっていて古い銭湯のような雰囲気。
湯浴み着を身に着けて中に入ると入り口付近には衝立、その奥でかぶり湯をして大きな混浴の浴槽の方へ行く。
写真は旅館のHPから
と中は湯気でもうもう、他に人がいるのかどうかも最初はわからないほど。
お湯は白濁していて硫黄の香りが強く、名前の通りここは強酸性なのでなめるとまるでレモン水のようにすっぱい。ここまですっぱい温泉は初めて。腕の引っかき傷にお湯がしみる。
最初に入ったのは衝立のすぐそばの「四分六分の湯」。こちらはちょっと熱くてそう長くは入っていられない。
もうもうたる湯気に目が慣れてくるともう一つ浴槽があるのがやっとわかった。
そちらが「熱の湯」で「四分六分の湯」より白濁が強く、名前に反して温度はちょっとぬるい。こっちの方が長く入れていいな。
「千人風呂」を名乗るとおり、このお風呂は160畳の広さが自慢なのだが、実際に入ってみると思ったほど大きいとは感じない。最近は九州や北海道にもっと大きいお風呂があるのでそのためだろうか。
またここは立ち寄りのお客さんでいつも混雑していることで有名なのだが、さすがこの雪の季節、マイカーで来る人はあまりいないらしくて、男性が10人ぐらい、女性は4人だけ。混浴のお風呂は真ん中に札が立ち、右は男性、左は女性というふうに縄張りが決められているので女性側はゆうゆう。この季節に来たのは正解だった。
千人風呂もいいがやはりお風呂は裸で入りたいと、次は「玉の湯」へ。
旅館の廊下をかなり行ったつきあたりに最近に作られたらしいお風呂がある。
こちらのお湯は「千人風呂」に比べると濁りがかなり少ない。しかしやはり硫黄の香りがしてなめればすっぱい。
個性的なお湯だけれど、ピリピリするお湯につかっていると蔦温泉の柔らかいお湯が懐かしくなる。
酸ヶ湯を堪能したあとは
これまた懐かしい雰囲気の食堂でお昼。
青森名物と言う生姜味噌おでんは思ったほど生姜の風味が強くなかったが、串に根曲竹がささっているのがおもしろく、卵に味噌をつけるとおいしい。
もう一品はそば粉100%の揚げソバ団子。揚げたてをハフハフおいしくいただく。
酸ヶ湯滞在1時間40分で次のバスに乗り、青森へ。
この写真ではわかりにくいが、雲に隠れた向こうにあるのが八甲田山。
こんな所で吹雪かれたら、そりゃ遭難するわな。
景色を堪能するうちに2時間で青森到着。
その足でちょっと下見に、と駅前のアウガというデパートの地下へ。
このデパ地下は魚市場になっていることで有名なのだ。
朝6時前から開いていると言うこの市場、午後の3時過ぎだったためかもうあまり活気がない。
買い物は明朝にしようと思っていたら、「明日は市場がお休みだから鮮魚はないわよ」とお姉さんが教えてくれて急遽予定変更。
大間のまぐろだの、ウニだのホタテだの買い込んで実家へ宅急便。
どこのお店でもまとめて宅急便を手配してくれるので便利だけれど、おかげで散財してしまう。
今夜の宿は駅前から5分の「ハイパーホテル青森パサージュ」
ベッドが大きく、これで朝食付き4200円は安い。
荷物をホテルに置いたらすぐに駅前の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」へ。
新幹線の延長にあわせてできたばかりのこの施設
ねぶたの歴史や作り方の説明はあるし、
賞を取ったねぶたの展示はあるしで結構見ごたえがある。
そのすぐ隣にあるのはこれもできたばかりの「A-Factory」
ちょっとしゃれた青森県産品売り場とレストランの複合施設なのだが
ここでもまた「宅急便で送ればいいや」とつい散財。
青森は危険だ。
これ以上買い物をしてしまうのはやばいので、観光物産館のアスパムへはお店の閉店後に行く。
この建物は青森のAなんだそうだ。
お目当てはこの10階にある郷土料理の店「西むら」
縄文定食と言うのを頼むと、お刺身に貝焼き味噌、にしんの切り込み、じゃっぱ汁と青森の名物料理が一度に食べられる。
ホタテの卵とじの貝焼き味噌も、タラの入ったじゃっぱ汁もおいしいけれど、にしんを麹で熟成させたという切り込みがとてもおいしい。生臭みを出さずに作るのはとても難しく、さらに食べやすくするために大根おろしを加えているとはお店の人の話。
あまり見るところはなさそうな青森だけれど、買い物と食事は十分に楽しんだ。
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