12月21日 続き
ファテープルの町を出てさらに西へ向かう。
道路は舗装されているがまわりの潅木はだんだんまばらになり、どんどん乾いた景色になっていく。
しばらく行くと大きな町に出たが、道路標識を見るとなにやらおかしい。
ホテルで買ったラジャスタンの地図を広げ、「道を間違えてるんじゃないの」と運転手に確認すると大慌て。ファテープルからまっすぐ西へ向かう道をとればよかったものを北へ来てしまったらしい。
「こっちの方は今まで来たことがないから」と言い訳するが、それなら地図ぐらい持ってこんかい
時間のロスを取り返そうと、この先は砂漠の中の道を飛ばす、飛ばす。
対向車もないからいいものの、事故だけは起こしてくれるなよ。
とひやひやしながらも何とか無事にビカネールの町に到着。
まだ閉門まで1時間ほどはありそうなので、この町の城砦、ジュナーガル城へ行ってもらう。
ジュナーガル城はラトール・ラージプート族の王様、ラーイ・シングが1593年に完成させたもの。英語では Fort と呼ばれているが、丘の上などではなくまったくの平地に建てられ、16世紀以来増築を重ねられた内部は豪華な大宮殿。
大きな城門をくぐり、赤砂岩の建物の脇を抜けると広い中庭に出る。
この城の入場料にはガイドが含まれ、この中庭で観光客がグループになっているようだが、どれが英語のグループかわからない。そこで適当にインド人の大きなグループにくっついて行くと、我々に気づいたインド人ガイド、ヒンディー語でひとしきり説明した後、英語でも簡単に説明してくれる。器用なものだ。
城の内部は中庭がいくつも連なり、
階段や廊下を通って次から次へと豪華な部屋を見ていく。これは確かにガイドについて来なければ迷子になる。
壁も天井も豪奢な部屋。
壁のいたるところが花模様で埋め尽くされ
天井や床もかわいらしい。
汽車や船の描かれた壁があったり、陶器で飾られた出窓があったり。
屋上にあったこの部屋は暑い時の昼寝用の部屋だろうか。華やかな天井からは風を送るためのうちわ(?)がさがっている。
この屋上に出ると中庭をいくつもつなげたこの城の大きさがよくわかる。
見下ろす庭の緑がきれいだ。
さらに案内された巨大なホール、大理石の壁は一面細かい浮き彫りで飾られている。
そして最後はマハラジャの乗り物の展示室。
人に担がせた輿の数々に飛行機まであるのだから、ここの王様はどれだけ裕福だったことか。
「これでガイドはおしまいだ。楽しんでくれたかね」と札束を持った手をちらつかせながら言うおじさん、チップは当然ですね。
予想以上に見甲斐のあるジュナーガル城であった。
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ファテープルの町を出てさらに西へ向かう。
道路は舗装されているがまわりの潅木はだんだんまばらになり、どんどん乾いた景色になっていく。
しばらく行くと大きな町に出たが、道路標識を見るとなにやらおかしい。
ホテルで買ったラジャスタンの地図を広げ、「道を間違えてるんじゃないの」と運転手に確認すると大慌て。ファテープルからまっすぐ西へ向かう道をとればよかったものを北へ来てしまったらしい。
「こっちの方は今まで来たことがないから」と言い訳するが、それなら地図ぐらい持ってこんかい
時間のロスを取り返そうと、この先は砂漠の中の道を飛ばす、飛ばす。
対向車もないからいいものの、事故だけは起こしてくれるなよ。
とひやひやしながらも何とか無事にビカネールの町に到着。
まだ閉門まで1時間ほどはありそうなので、この町の城砦、ジュナーガル城へ行ってもらう。
ジュナーガル城はラトール・ラージプート族の王様、ラーイ・シングが1593年に完成させたもの。英語では Fort と呼ばれているが、丘の上などではなくまったくの平地に建てられ、16世紀以来増築を重ねられた内部は豪華な大宮殿。
大きな城門をくぐり、赤砂岩の建物の脇を抜けると広い中庭に出る。
この城の入場料にはガイドが含まれ、この中庭で観光客がグループになっているようだが、どれが英語のグループかわからない。そこで適当にインド人の大きなグループにくっついて行くと、我々に気づいたインド人ガイド、ヒンディー語でひとしきり説明した後、英語でも簡単に説明してくれる。器用なものだ。
城の内部は中庭がいくつも連なり、
階段や廊下を通って次から次へと豪華な部屋を見ていく。これは確かにガイドについて来なければ迷子になる。
壁も天井も豪奢な部屋。
壁のいたるところが花模様で埋め尽くされ
天井や床もかわいらしい。
汽車や船の描かれた壁があったり、陶器で飾られた出窓があったり。
屋上にあったこの部屋は暑い時の昼寝用の部屋だろうか。華やかな天井からは風を送るためのうちわ(?)がさがっている。
この屋上に出ると中庭をいくつもつなげたこの城の大きさがよくわかる。
見下ろす庭の緑がきれいだ。
さらに案内された巨大なホール、大理石の壁は一面細かい浮き彫りで飾られている。
そして最後はマハラジャの乗り物の展示室。
人に担がせた輿の数々に飛行機まであるのだから、ここの王様はどれだけ裕福だったことか。
「これでガイドはおしまいだ。楽しんでくれたかね」と札束を持った手をちらつかせながら言うおじさん、チップは当然ですね。
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