寒くなると温泉に行きたくなる。
それもどうせなら冬らしく、雪のいっぱいあるところ。
ふと気づけば「大人の休日パス」有効期間。
だめもとで人気の温泉に電話をしてみると予約が入ってしまった。
そんなわけでいそいそと東京駅で、まずは恒例の駅弁選び。
今回のチョイスは木更津の「漁り(あさり)弁当」
ご飯の上にびっしりとあさりの佃煮が乗って貝好きにはうれしい。
仙台を過ぎ、岩手県に入ったあたりから地面が白くなってくる。
そして3時間で到着した八戸駅。
初めて足を踏み入れた青森県はやっぱり寒い。
駅前に待っている「おいらせ号」に乗りこみ出発を待つ。
お客さんは15,6人。金曜日にしては多いだろうか。
バスは八戸から十和田市へ。
途中の十和田現代美術館前、草間弥生の水玉作品も雪の中。
晴れていた空にだんだん雲がかかってきて、太陽は見えるものの細かい雪が舞い始めた。
1時間半で十和田湖温泉郷に到着。
宿のバスが待ってくれている。
ここでおいらせ号のお客さんは全員下車。
十和田湖温泉の宿に向かったのは二人だけ、後は全員迎えの車に乗り込んだのにはちょっとびっくり。さすが人気の温泉。
そして雪道をさらに走ること10分で蔦温泉に到着。
期待通りの雪景色。
ぴかぴかの古めかしい玄関に入ると仲居さんが大勢でお出迎え。すぐに仲居頭から到着客全員に設備の説明、担当の人に名前を呼ばれててきぱきと部屋へ案内。
この効率の良さも客の多さの証明だろう。
通されたのは1988年築という新しい西館。
本当は古くて安い本館に泊まりたかったのだが、満室とのことでトイレ、洗面付き、10畳の広い部屋になった。
1泊15,950円と想定より高くついてしまったけれど、それでも一人客を受け入れてくれるのだからありがたい。
窓の外は何かの間違いかと思うほど白一色だが、部屋の中は暑いほど暖房が効いている。
一緒に到着した大勢のおば様方がすぐにお風呂へ行くだろうことを予想して、ちょっと外に出てすぐ隣の土産物屋などのぞきに行く。
店先のバス停は雪に埋もれ、外の温度計はー6℃。
まるで昔の駄菓子屋のようなごちゃごちゃした店の様子が好もしい。
ころあいを見計らってさあ、お風呂に入ろう。
まずは男女別の「泉響の湯」。
このお風呂は以前は大きな混浴風呂だったものの真ん中に壁を作って男女に分けたものだそうだが、広々とした洗い場に高い天井が気持ちよく、カランではなく上がり湯の水槽があるのが風情がある。
そしてこのお風呂が有名な理由はこれ↓
源泉が足元の板の間から湧いてくるのだが、見ているとなるほど時々気泡とともにお湯が盛り上がるところがある。
ここのお湯は無色透明、際立った特徴はないのだが、浴槽とそのまわりの床の木肌が気持ちよく、いつまでもごろごろしていたいような居心地の良さ。
やっぱり温泉はいいなあ。
やがて食事時となり、1階の食事処へ。
新鮮なお刺身(帆立とマグロがさすがにうまい!)に岩魚の塩焼き、しゃもロックのソテーに山芋団子入りの鍋までついてかなりのボリューム。
さらにデザートが2品もついて、仲居のお姉さんは盛んにおかわりをすすめるけれど、とてもとても入りません。
味付けもなかなか洗練されていて、想像していた山間の鄙びた温泉とはずいぶん趣が違った。
さて、この宿にはもう一つ「久安の湯」というのがあって、こちらは男女入れ替え制、女性は午後の9時から朝の8時まで。
入れ替え直後はどうせ混むだろうと再び「泉響の湯」へ行ってみると思ったとおり、しばらくはこちらのお風呂を独り占め。
そして夜中近く、「久安の湯」へ行くとこちらもしばらくすると3人ほどいたお客さんがいなくなった。
こちらのお風呂は写真を撮るとこの通り
他のお客さんの姿も見えないほど湯気で真っ白。
浴槽は「泉響の湯」の2割り増しほどの大きさだろうか。天井が低く、そのせいで湯気がこもるらしい。
泉質はどちらも同じはずだが、気のせいかこちらの方はほんのわずか薬くさいにおいがし、ツルツル感も強いような気がする。
見ていると床板の間から上がるお湯が「泉響の湯」よりちょっと多いよう。あるいはそのせいかもしれない。
自分の好みとしては天井が高くてのびのびできる「泉響の湯」の方がいいかな。
こうしてお湯を楽しみ、ぐっすり暖かいお布団で眠って翌朝。
すじこや山芋にヤクルトのついた充実の朝ごはんがうれしい。
てきぱきとしつつ親切で楽しい宿のお姉さん達に「また来ます」と挨拶をして、今度は青森行きのバス「みずうみ号」に乗り込んだ。
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それもどうせなら冬らしく、雪のいっぱいあるところ。
ふと気づけば「大人の休日パス」有効期間。
だめもとで人気の温泉に電話をしてみると予約が入ってしまった。
そんなわけでいそいそと東京駅で、まずは恒例の駅弁選び。
今回のチョイスは木更津の「漁り(あさり)弁当」
ご飯の上にびっしりとあさりの佃煮が乗って貝好きにはうれしい。
仙台を過ぎ、岩手県に入ったあたりから地面が白くなってくる。
そして3時間で到着した八戸駅。
初めて足を踏み入れた青森県はやっぱり寒い。
駅前に待っている「おいらせ号」に乗りこみ出発を待つ。
お客さんは15,6人。金曜日にしては多いだろうか。
バスは八戸から十和田市へ。
途中の十和田現代美術館前、草間弥生の水玉作品も雪の中。
晴れていた空にだんだん雲がかかってきて、太陽は見えるものの細かい雪が舞い始めた。
1時間半で十和田湖温泉郷に到着。
宿のバスが待ってくれている。
ここでおいらせ号のお客さんは全員下車。
十和田湖温泉の宿に向かったのは二人だけ、後は全員迎えの車に乗り込んだのにはちょっとびっくり。さすが人気の温泉。
そして雪道をさらに走ること10分で蔦温泉に到着。
期待通りの雪景色。
ぴかぴかの古めかしい玄関に入ると仲居さんが大勢でお出迎え。すぐに仲居頭から到着客全員に設備の説明、担当の人に名前を呼ばれててきぱきと部屋へ案内。
この効率の良さも客の多さの証明だろう。
通されたのは1988年築という新しい西館。
本当は古くて安い本館に泊まりたかったのだが、満室とのことでトイレ、洗面付き、10畳の広い部屋になった。
1泊15,950円と想定より高くついてしまったけれど、それでも一人客を受け入れてくれるのだからありがたい。
窓の外は何かの間違いかと思うほど白一色だが、部屋の中は暑いほど暖房が効いている。
一緒に到着した大勢のおば様方がすぐにお風呂へ行くだろうことを予想して、ちょっと外に出てすぐ隣の土産物屋などのぞきに行く。
店先のバス停は雪に埋もれ、外の温度計はー6℃。
まるで昔の駄菓子屋のようなごちゃごちゃした店の様子が好もしい。
ころあいを見計らってさあ、お風呂に入ろう。
まずは男女別の「泉響の湯」。
このお風呂は以前は大きな混浴風呂だったものの真ん中に壁を作って男女に分けたものだそうだが、広々とした洗い場に高い天井が気持ちよく、カランではなく上がり湯の水槽があるのが風情がある。
そしてこのお風呂が有名な理由はこれ↓
源泉が足元の板の間から湧いてくるのだが、見ているとなるほど時々気泡とともにお湯が盛り上がるところがある。
ここのお湯は無色透明、際立った特徴はないのだが、浴槽とそのまわりの床の木肌が気持ちよく、いつまでもごろごろしていたいような居心地の良さ。
やっぱり温泉はいいなあ。
やがて食事時となり、1階の食事処へ。
新鮮なお刺身(帆立とマグロがさすがにうまい!)に岩魚の塩焼き、しゃもロックのソテーに山芋団子入りの鍋までついてかなりのボリューム。
さらにデザートが2品もついて、仲居のお姉さんは盛んにおかわりをすすめるけれど、とてもとても入りません。
味付けもなかなか洗練されていて、想像していた山間の鄙びた温泉とはずいぶん趣が違った。
さて、この宿にはもう一つ「久安の湯」というのがあって、こちらは男女入れ替え制、女性は午後の9時から朝の8時まで。
入れ替え直後はどうせ混むだろうと再び「泉響の湯」へ行ってみると思ったとおり、しばらくはこちらのお風呂を独り占め。
そして夜中近く、「久安の湯」へ行くとこちらもしばらくすると3人ほどいたお客さんがいなくなった。
こちらのお風呂は写真を撮るとこの通り
他のお客さんの姿も見えないほど湯気で真っ白。
浴槽は「泉響の湯」の2割り増しほどの大きさだろうか。天井が低く、そのせいで湯気がこもるらしい。
泉質はどちらも同じはずだが、気のせいかこちらの方はほんのわずか薬くさいにおいがし、ツルツル感も強いような気がする。
見ていると床板の間から上がるお湯が「泉響の湯」よりちょっと多いよう。あるいはそのせいかもしれない。
自分の好みとしては天井が高くてのびのびできる「泉響の湯」の方がいいかな。
こうしてお湯を楽しみ、ぐっすり暖かいお布団で眠って翌朝。
すじこや山芋にヤクルトのついた充実の朝ごはんがうれしい。
てきぱきとしつつ親切で楽しい宿のお姉さん達に「また来ます」と挨拶をして、今度は青森行きのバス「みずうみ号」に乗り込んだ。
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