Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「ソーシャル・ネットワーク」&「RED」

2011-02-05 17:14:55 | 機内食・映画・美術展
バンコクからの出国時にセキュリティーエリアでひと騒動。

同行者が手荷物に液体の入った容器を持っていたのが原因なのだが、液体を捨てて容器だけ持ち帰ると言っても係りの兄ちゃんは「ダメ」の一点張り。100ml以上の液体の入る容器も規則違反だと主張する。タイ人のくせに融通の利かないやつだ。

大体、同じものをチェックイン荷物に入れるのはOKで手荷物はダメというのが理屈に合わない。どちらにしても飛行機には乗るのだから危険物だったら一緒じゃないか。
テロはもちろんごめんだけれど、今飛行場で行われているセキュリティー・チェックに意味があるとは思えない。

すったもんだの末、上司の「問題ない」の一言で決着。まったく、あの騒ぎは何だったんだ。

今回は出発時にも飛行機が5時間も遅れて、機内に乗り込むまでに疲れちゃった。

そんな機内で見た映画2本。

「ソーシャル・ネットワーク」

この映画、何がすごいと言って今まさに絶頂と思える成功者を俎上に乗せているところ。過去の、いいにつけ悪いにつけ評価の定まった人間をネタにするのに比べてよほど勇気がいるだろう。そしてネタにされている人間もこれを積極的にではもちろんないだろうが容認しているところがすごい。これを見たら Facebook のザッカーバーグにしろ、Napster のショーン・パーカーにしろいいやつだと思う人間はいないだろうから。

かと言ってもちろん主人公を一方的に悪役にしているわけではない。
頭はいいけど性格のいささか悪いオタクが思いもしない大成功であれよあれよと言う間に大富豪になってしまって、その孤独に戸惑っているようなところまで描かれると感情移入しにくい主人公にも同情がわく。そこがうまい。

これを見ると日本のホリエモンなんてもっとおもしろいネタになるんじゃないかと思うが、日本で今これを映画にするような人はいないだろうな。


「RED」

熟年オールスターズによるお遊び映画。
ブルース・ウィリスはやたらに強いし、ジョン・マルコビッチは得意のキチ○イ役を嬉々として演じている。ヘレン・ミレンが機関銃をぶっぱなす姿もかっこよくて、これもいかにも楽しそう。

リチャード・ドレイファスもずいぶん久しぶりに見るような気がするが、なんとアーネスト・ボーグナインが出ているのには驚いた。まだ生きていたのか、とそれだけでも驚きだが、調べてみたらなんと1917年生まれの93歳!元々おっさn俳優だったのでイメージに変わりなく、そのかくしゃくぶりはすばらしい。

それにしてもこの映画、お遊び映画にしては人を殺しすぎるし、殺し方がひどくないか。
いくら作り事とは言え物には限度があるような気がする。


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コメント (1)
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