Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ラジャスタン横断 9 ジャイサルメールのハヴェリ

2011-02-14 02:55:06 | インド
12月22日 続き

ビカネールの町を出るとまわりの景色は一段と乾燥してくる。
  
散在する村には面白い形の草葺屋根の小屋が見え、トラックで運ばれる家畜も牛ならぬラクダだ。

途中で立ち寄ったレストランはジャイサルメールとジョドプールを結ぶ幹線上にあるため旅行者でいっぱいだったが
 サモサとパコラを一皿づつ、スープとラッシーを2杯づつで約2000円ってどれだけぼったくり?

やがて到着したジャイサルメールは黄色砂岩一色のゴールデン・シティ。
  
町のシンボルである城砦は思ったより低い丘の上にあったが、我々のホテルの屋上はベスト・ビューポイント。 

ここでお茶などいただきつつ一息入れたら、ホテルのオーナーが町の案内をしてくれると言う。
これはありがたい、と高城剛似の兄ちゃんについてほこりっぽく入り組んだジャイサルメールの町歩きに出る。

まず現れたのはナトマルのハヴェリ。
  
  
1885年に建てられたナトマル家の邸宅だが、2人の兄弟で建てたため、左右の装飾が微妙に違うんだそうだ。
この家は現在も家族が居住しているため、内部を見ることはできない。

ここからほど近い所にあるのがジャイサルメールでも最も有名なパトウォンのハヴェリ。
  
  
1805年、ジャイナ教徒のパトゥアー家が5人の息子のために建てた大邸宅だが、この壁一面にびっしり施された偏執的なまでの装飾はやはりジャイナ教の趣味だろうか。
これまでに見てきたハヴェリでも十分にすごいと思ったが、ここはさすがに圧巻。

公開されている内部に入るとこれまたすごい装飾。
  
このカラフルさは外壁の砂岩一色に比べるとちょっといけてないけど。
 こちらの部屋ならちょっとシック、かな。
  
たくさんの部屋はいくつもの中庭をはさみ、道路をまたいで建てられている所もある。
  
台所道具の並ぶ様も装飾のようにかわいらしい。
この家には一体どれだけの使用人がいたことか。

ホテルに戻る途中、路地裏のパニプリ屋でおやつタイム。
  
パニプリとは空洞の揚げ菓子の中に豆やらソースやらを入れるインドではとても人気のあるスナック。この店は特においしいらしいのだが、ソースに水を使っているからと気を使って、我々にはこちらをふるまってくれた。
 パニプリと同じ揚げ生地にヨーグルトとスパイスをかけたデイプリ。
「これは他にはちょっとなくて珍しいんだよ」とまわりのおじさんたちが言っていたが、ヨーグルトがさわやかでおいしかった。ごちそうさま。

 ホテルに戻って屋上にまた腰を落ち着けるとタール砂漠に日が沈んでいく。

  
やがて暗くなると城砦はライトアップされ、そこに月が昇ってきた。

明日はこの城砦を探検に行かねば。


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コメント (4)
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