Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

13年初冬の大人旅 1 鉄路で北海道へ

2013-12-03 17:09:00 | 国内旅行
2013年11月28日から12月2日まで 北海道・秋田の旅

11月28日

今年の前半は使えなかった大人の休日パス、今度は25000円で北海道まで5日間乗り放題となったのでまた一人旅に出た。

初日は朝の4時半に起床。
我ながら遊ぶことにだけは実に勤勉だ。

早朝の山手線を待っていると、やってきた電車がどこか違う。
乗り込みながら全身緑色の特別塗装だったことにやっと気づく。昔はみんなこんなだったけど。
にわか鉄子の旅の幕開けとしては実にラッキー。

東京駅からは6時32分発の「はやぶさ1号」に乗車。
 今年から「大人パス」でも乗れるようになったので「はやぶさ」は初めて。先頭から見ると鼻が長~い。

列車が動き出したら早速朝ご飯。
今回の旅のテーマの一つは駅弁
 
ということで、早朝から混み合う「駅弁屋 祭」で仕入れたのは「野沢菜入り かつサンド」600円。
小淵沢の駅弁だけれど、かつが冷めても固くなく、野沢菜が邪魔にならない程度に入ってなかなかいける。

かつサンドを食べているうちにもはやぶさはどんどん飛ばし、宇都宮、福島などあっという間に通過。
さすがに早い!

で眠くなる暇もなく、3時間15分で新青森到着。
30分の乗り継ぎ時間で次は「スーパー白鳥11号」。
 
緑色の列車は座席も緑。
 座席の背中には青函トンネルの詳しい説明がある。

昔の青函連絡船に取って代わったこの列車、今までは満席だったとのことだが、乗った車両には10人ほどしかお客がいない。JR北海道の不祥事続きで本州からの客が減ってしまった、とは泊まった宿のご主人の弁。

ゆったり車窓を眺めていると
 おお、これが津軽海峡
 雪も降りだして冬景色になった。

いよいよ青函トンネルに入ると24分間は暗い中を走るだけ。
暇なのでトイレに行くと  この英訳はいかがなものか。

さらにちょっと早いが新青森駅で仕入れたお弁当でお昼。
 「海の宝船」は1150円だが、酢飯の上にうに、いくら、とびこがちゃんと写真の通りに載っていて、ちょっと甘い炒り卵、しいたけと塩もみきゅうりがいいアクセント。これは最近食べた駅弁の中で一番おいしいかも。

トンネルを抜けて北海道最初の停車駅は木古内。
 2015年の北海道新幹線開業に向けて新しい駅舎を建築中。

 そして海の向こうに見えてきたのが函館山。 

函館に12時22分に到着すると、8分後に出発する隣ホームの「スーパー北斗9号」に乗り換え。
 札幌行きのこちらは「白鳥」とは打って変わって満席。
 函館を出ると雪が激しくなってきて、木の枝は真っ白だ。

30分乗ったところで森駅で下車。
 
と言ってもまだ終着点ではなく、ここでまた24分の乗り換え。
 
小さな駅舎の外に出てみると、温度計は0℃を表示している。

さて森といえばあまりにも有名な駅弁、「いかめし」580円。まさかこの駅で買うことになるとは、思ってもみなかった。
 
立ち売りではなく、改札の外のキオスクで買うと保温箱から温かいのを出してくれる。結局は翌日のお昼に食べたけれど、冷めてもおいしいいかめし。小さい見かけの割に食べでがある。
 キオスクには「いかめし」グッズもいっぱい。

そして森駅からは一両のワンマンカーでさらに20分。
 
 内浦湾沿いの線路を走って
 
13時51分、ようやく本日のゴール、落部駅に到着。
7時間20分の列車の旅だったが、自分でも驚くほど退屈しなかった。

駅では宿の大女将が待っていてくれた。


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コメント (4)
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