Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

13年初冬の大人旅 6 リゾートしらかみで秋田へ

2013-12-13 19:47:53 | 国内旅行
12月1日

 朝、8時過ぎの青森駅。

構内のドトールでコーヒーを買ってホームに降りれば、乗るべき列車がすでに待っている。

  
以前に一度、強風のために諦めた「リゾートしらかみ」にリベンジ!本日の車両は「ブナ」編成。
  
無事に窓側席が確保できたのは川部から東能代まで先頭となる4号車。運転席の後ろには正面の見える展望席とイベントスペースがある。
  
2号車と3号車はボックス席で、座席をずらせばお座敷になるのがうらやましいが、グループじゃないと乗りにくい。

出発の時間までうろうろと写真を撮って回るが、まわりにはもっと年のいったおっさんたちがさらに熱心に写真を撮りまくっているので安心。

そうこうするうち定刻の8時23分となり出発。
  
座席そなえつけのファイルを見ながら、本日の朝食は函館の洋館パン屋さんで買ったクルミのパン。

青森出発の段階では乗車率は50%ほど。
人気の列車と聞いていたが、意外に空席があるのは中途半端な季節のせいかと思ったが、りんご畑を見ながら弘前に着くと、ここでさすがに席はほぼ埋まった。

 あいにくと雲が低いが、岩木山の周りをぐるっと回って列車は進む。

冬枯れの田んぼを見ながら走るうち、五所川原から鰺ヶ沢までの間には津軽三味線の演奏がある。
  
民謡には合いの手も入り、なかなかの盛り上がり。

鰺ヶ沢を出ると線路はいよいよ日本海の沿岸に出て景色がよくなる。
  
有名な千畳敷では速度を少し落としてくれるが、一番景色のいいところは建物の陰になってしまって写真が撮れない。
しらかみ3号ならここで10分の停車があって降りることができるが、今回の2号は停まってくれない。

海岸線を走るうち、先頭の展望席が空いたのでちょっと座ってみる。
  
運転席がばっちり覗けるが、フロントガラスはかなり汚れていてちょっとがっかり。
この展望席、カメラを持ったおっさんたちがうれしそうに座っているが、誰も一人占めすることなく順番に譲り合っているところはさすが大人(あたりまえだけど)。

 
線路は海辺ぎりぎりを走り、日本海らしい景色が続く。窓が大きいのでさすがに見やすい。

深浦駅では対向列車とすれちがいのため6分の停車。反対ホームに停まっているのは「くまげら」編成の1号車。
 
どちらの列車からも乗客が降りて反対車両を撮りまくり。

 ウェスパ椿山の周りには温泉があるのでここでだいぶ乗客が降り、車内の空席が多くなる。
しかしこの駅前の建物といい駅名と言い、日本海の風情がなくてセンスなさすぎ。どうにかならんか。

 
岩舘からは秋田県に入り、このあたりの景色のいいところでも列車は速度を落としてくれる。

 トンネルに入ったところでは天井のイルミネーションを点ける演出もあり。

そして次の「あきた白神」駅に着く前には大切な用事のために2号車と3号車の間の出口へ移動。
というのもわずか1分の停車時間中にこのお弁当を受け取るため。
 「あわびめし」1200円。
このお弁当、2日前までに電話で予約すればお店の人がホームで待っていてくれる。
指定された出口でぴったりの金額を渡し、おかげでもう一人のおじさんともども無事にお弁当を受け取ることができた。

ふたを開ければご飯の上にびっしり並べられたあわび。期待したほどの厚みはないがイクラも散らして贅沢に食べる。でも実はあわびよりもちもちした食感でいい味付けのごはんと、キャベツやふのりが入ってお酢の効いたいかずしの方がおいしかったりする。とにかく満足。

とこれを食べているうちに列車は海沿いを離れ、東能代からは方向転換して田んぼの続く八郎潟を通り、13時16分に無事秋田駅に到着。

約5時間の乗車時間、天気は今一つながらやっぱり海沿いの景色は楽しくて、今日も退屈することはなかった。


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コメント (4)
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