5月1日
朝食を食べてまた屋上に上がってみると、今日は雲一つない快晴。
町を囲む山の上には雪が残っているのが見える。
さて、ヤズドの観光と言うとツアーではゾロアスター教の神殿や沈黙の塔に連れて行かれることになっているが、ゾロアスター教には興味がないので旧市街を歩き回ることにする。
出発点はマスジェデ・ジャーメ(金曜モスク)。
入口にそびえるのはホテルからも見えた2本のミナレット。15世紀の創建時そのままだそうだが48メートルの高さがあってイラン一高いとか。
入口の門やミフラーブには華やかな草花の紋様が見えるが、モスクの内部は砂色と青色の幾何学文様が多くてこれがきれい。
ミフラーブの正面は少しくぼんでいて、これはシーア派独特とどこかで読んだが、ガイドさんに聞くと「え~、どこでも一緒じゃないですか」ってあまり興味もなさそう(笑)。
こちらの礼拝所は正面の一角がカーテンで仕切られ、華やかなステンドグラスのこの部分は女性のための礼拝場所。
ここのミフラーブもうっとりするほど美しい。
と言うわけでマスジェデ・ジャーメのタイル装飾はこちら↓
このモスクのタイルはよく見ると絵付けタイルではなくすべてモザイクタイル。それであの細かい紋様を作り出すのだから気が遠くなりそうだ。
金曜モスクを出た後は旧市街の狭い路地を歩き回る。
強烈な日差しの中では高い塀が作ってくれる日陰がありがたく
上を見上げればたくさんのバードギール。
壁には素敵な扉がいっぱいでフェチにはたまらん。
扉のノッカーは片方は棒状、片方は丸くなっていて、棒は男性用、丸は女性用と象徴的だが、叩く音で訪問者の性別がわかるようになっているんだそうだ。
路地の中には
パン屋さんがいくつも。
こちらはバイオリン工房だが、さすがにこれはヤズドに一軒だけだとひげのマイスターがにこやかに教えてくれた。
ちょっとした広場に面しているのは通称「アレクサンダーの牢獄」。
深い古井戸があるのでそう呼ばれているらしいが、地下には水の周りでお茶ができるカフェがある。
ここで「一緒に写真撮って」と言ってきたかわいい女の子たちと話していると、男子高校生の団体がどやどやと乱入してきた。
むさくてうるさいのはどこの国も一緒、と見ていたら一人変な日本語の書かれたTシャツを着ている子がいる。面白いので写真を撮ろうとしたら気が付いて隠れてしまった。すると我らがガイドさん、近くにいる子を一人捕まえて「あの子連れてきて」と命令。
結局目当ての子は見つからなかったが、イラン人の気安さ、楽しすぎる。
牢獄を出たところにはフェルーデ屋さん。
ここはヤズド式とかで、シラーズのはビーフンが凍ったようにパキパキした食感だったが、こちらは糸こんにゃくかくずきりのように柔らかい。上に乗っているのはバジルシードと小さな茶色い種。この茶色い種は暑気払いに良いとされているそうで、ジュースも飲んでみたが砂糖以外の味は特にしなかった。
ふたたび路地に入りこんで、先ほどの男子高校生たちと入れ違いにこちらに入る。
目立たない小さな入口だが、ここはラリハ邸という19世紀に建てられたお屋敷。見取り図にある通り
中庭の四方を部屋が取り巻いている。
裕福な商人の家だったそうだが
ステンドグラスや、天井に美女たちの絵を散らした部屋など西洋風の装飾が華やか。
さらに昨晩のバザールへ、と行きたいところだが、これからイスファハンに向かわなければならないのでここでタイムアップ。
もう一晩ここに泊まればよかった、と思うほどヤズドは気に入った。
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朝食を食べてまた屋上に上がってみると、今日は雲一つない快晴。
町を囲む山の上には雪が残っているのが見える。
さて、ヤズドの観光と言うとツアーではゾロアスター教の神殿や沈黙の塔に連れて行かれることになっているが、ゾロアスター教には興味がないので旧市街を歩き回ることにする。
出発点はマスジェデ・ジャーメ(金曜モスク)。
入口にそびえるのはホテルからも見えた2本のミナレット。15世紀の創建時そのままだそうだが48メートルの高さがあってイラン一高いとか。
入口の門やミフラーブには華やかな草花の紋様が見えるが、モスクの内部は砂色と青色の幾何学文様が多くてこれがきれい。
ミフラーブの正面は少しくぼんでいて、これはシーア派独特とどこかで読んだが、ガイドさんに聞くと「え~、どこでも一緒じゃないですか」ってあまり興味もなさそう(笑)。
こちらの礼拝所は正面の一角がカーテンで仕切られ、華やかなステンドグラスのこの部分は女性のための礼拝場所。
ここのミフラーブもうっとりするほど美しい。
と言うわけでマスジェデ・ジャーメのタイル装飾はこちら↓
このモスクのタイルはよく見ると絵付けタイルではなくすべてモザイクタイル。それであの細かい紋様を作り出すのだから気が遠くなりそうだ。
金曜モスクを出た後は旧市街の狭い路地を歩き回る。
強烈な日差しの中では高い塀が作ってくれる日陰がありがたく
上を見上げればたくさんのバードギール。
壁には素敵な扉がいっぱいでフェチにはたまらん。
扉のノッカーは片方は棒状、片方は丸くなっていて、棒は男性用、丸は女性用と象徴的だが、叩く音で訪問者の性別がわかるようになっているんだそうだ。
路地の中には
パン屋さんがいくつも。
こちらはバイオリン工房だが、さすがにこれはヤズドに一軒だけだとひげのマイスターがにこやかに教えてくれた。
ちょっとした広場に面しているのは通称「アレクサンダーの牢獄」。
深い古井戸があるのでそう呼ばれているらしいが、地下には水の周りでお茶ができるカフェがある。
ここで「一緒に写真撮って」と言ってきたかわいい女の子たちと話していると、男子高校生の団体がどやどやと乱入してきた。
むさくてうるさいのはどこの国も一緒、と見ていたら一人変な日本語の書かれたTシャツを着ている子がいる。面白いので写真を撮ろうとしたら気が付いて隠れてしまった。すると我らがガイドさん、近くにいる子を一人捕まえて「あの子連れてきて」と命令。
結局目当ての子は見つからなかったが、イラン人の気安さ、楽しすぎる。
牢獄を出たところにはフェルーデ屋さん。
ここはヤズド式とかで、シラーズのはビーフンが凍ったようにパキパキした食感だったが、こちらは糸こんにゃくかくずきりのように柔らかい。上に乗っているのはバジルシードと小さな茶色い種。この茶色い種は暑気払いに良いとされているそうで、ジュースも飲んでみたが砂糖以外の味は特にしなかった。
ふたたび路地に入りこんで、先ほどの男子高校生たちと入れ違いにこちらに入る。
目立たない小さな入口だが、ここはラリハ邸という19世紀に建てられたお屋敷。見取り図にある通り
中庭の四方を部屋が取り巻いている。
裕福な商人の家だったそうだが
ステンドグラスや、天井に美女たちの絵を散らした部屋など西洋風の装飾が華やか。
さらに昨晩のバザールへ、と行きたいところだが、これからイスファハンに向かわなければならないのでここでタイムアップ。
もう一晩ここに泊まればよかった、と思うほどヤズドは気に入った。
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