Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

イランの旅 20 イスファハンのマスジェデ・ジャーメ

2014-07-23 18:56:51 | 中近東/北アフリカ
5月3日 続き

ヴァーンク教会の後は川を渡り、バザールの中にあるマスジェデ・ジャーメへ。

  入口はさほど大きくなく、入るとまずは地味な廊下がある。
 ここにある模型で最初にモスクの全体像を確認。
8世紀以降何百年にもわたって増改築を繰り返してきたと言うこのモスクは2万平方メートルもあって、イランでも最大の規模なのだ。

入口の廊下から左手に入ると南側の回廊。
   
たくさんの柱が小さなドームを支えているが、柱の形や模様は少しづつ違い
 天井の模様も様々で渋いが素晴らしい。

  
重厚な石の廊下を通って入るのはネザム・アル・モルクのドーム。ミフラーブに青いタイルがあるだけの地味なドームだが
 中庭に面した入口のしゃれた鍾乳石飾りはモンゴル時代のもの。
  
その下の壁にも繊細な模様のタイルがある。

 次に向かうのが西のイワーン。
  
こちらの装飾は17世紀、サファビー朝時代のもの。
   
その脇の小さな入口を入った部屋にあるミフラーブは一面細かな模様とコーランの文句で覆われている。

さらにこの奥にある部屋に入るとガイドさんが扉を閉めて電灯を消した。
 
冬の祈りの間を照らすほのかな光は天井のアラバスタ―を透かして入ってくる。

  
さらに回って北のイワーンに入ると、正面に2本のミナレットを持つ南のイワーンが見える。
 
またたくさんの柱の間を奥へ進むと
  
広くはないがとても高いタージ・アル・モルクのドーム。このドームは数学的に完璧な設計であるために900年間、数々の地震にもびくともしなかったのだそうだ。

 またぐるっとまわって東のイワーンに入ればこれで一周。

暑くて広くてヘロヘロになるし、イマーム広場のモスクに比べれば地味ではあるが、マスジェデ・ジャーメはやはりイスラム建築の粋。いくら見ても見飽きることがない。

と言うわけで、さらに細部を見たい方はこちら↓



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コメント (2)
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