10月15日
この日も朝食はケイコさん宅で。

サラダやフルーツ、ヨーグルトとともに用意された本日の主役は大きなマテーラのパン。
これは前日に食べたアルタムーラのパンとライバル関係にあるやはりおいしくて有名なパンだそうで、昨晩お義父さんが店にあった最後の一つを自分で食べようと買った物を息子夫婦が我々のために強奪貰い受けてくれたもの。
皮はアルタムーラより硬く、中は黄色味はやや薄いがやはりもっちりとしておいしい。
硬い皮が好きならマテーラ、柔らかい中身が好きならアルタムーラに軍配が上がるだろうか。
しっかり朝食を摂ったら、ケイコさんに案内されてルティリアーノの町の探索へ。
ルティリアーノは人口2万人弱の小さな街ながら11世紀ごろからの歴史があるそうで

細ーい石畳の小路を抜けて行くと教会の尖塔が見えて、これが町一番の聖母&聖ニコラ教会。

正面扉の両脇にはライオンがいて、11世紀のものという扉の上の十二使徒とキリストはお地蔵さんみたい。
脇扉の上の聖母子は15世紀のものだそうだが、こちらもかわいらしい。

ロマネスク様式の教会内部もすっきりと清楚で、床のタイルが美しい。

町のもう一つのランドマークはノルマン時代の塔。街中には他にも貴族様のお屋敷がいくつかあって
宿の正面に見えるこれも15世紀の邸宅ながら今は空き家とか。
宿の斜め向かいにはこの町のグルメショップがあり

ご主人のパオロさんはケイコさんの添乗で日本にも来たことがあるとのことで、大きなボローニャ・ソーセージを抱えて大サービス。
冷蔵ケースにはこんなものもあった。

外を通りかかっただけではちょっと気付かない、こちらは調理器具のお店。

にこやかな店主のアンナさんが持っている先の尖ったトングはアリタリア機内の料理番組で見て気になっていたもの、4ユーロでお買い上げ。
他にものり巻き器なんてものまで売っていて、海外のスシ・ブーム、恐るべし。
こちらはこの街の特産品、フィスキエットという土笛の工房。

笛なのでもちろん吹くことができるが、吹き口さえあればデザインはなんでもありなようで

カネゴン(?)ももちろん笛。熱心に説明してくれる芸術家、フィリッポさんの感性はよくわからん。
この日はちょうど町に市が立つ日、ということで散策の最後はその会場へ。

衣類や雑貨の屋台もあるが、我々の関心はもちろん生鮮食品。

カラフルな野菜がいろいろ並び
例のサボテンの実も売られている。道端にいくらでも生えているのに。
柿もポピュラーなようだが、こちらの人はぐじゅぐじゅに柔らかいのが好みとか。
この時期、北イタリアで人気のポルチーニはこの辺りでは取れないらしくてキノコを扱う店は少なく

その代わりケッパーの塩漬けを大量に売っていたがどう使うのだろう。

見たこともない葉物野菜もいろいろあって興味深く

中でもこの小さなメロンのようなものはなんだろう、と見ていたら店のお姉さんが切って味見をさせてくれた。
食べてみるとかすかに甘みのあるきゅうりで、みずみずしくておいしい。
今回のご縁がなければ訪れることはなかったであろうルティリアーノ。
イタリアはこういう小さな町こそ面白い。
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この日も朝食はケイコさん宅で。


サラダやフルーツ、ヨーグルトとともに用意された本日の主役は大きなマテーラのパン。
これは前日に食べたアルタムーラのパンとライバル関係にあるやはりおいしくて有名なパンだそうで、昨晩お義父さんが店にあった最後の一つを自分で食べようと買った物を息子夫婦が我々のために
皮はアルタムーラより硬く、中は黄色味はやや薄いがやはりもっちりとしておいしい。
硬い皮が好きならマテーラ、柔らかい中身が好きならアルタムーラに軍配が上がるだろうか。
しっかり朝食を摂ったら、ケイコさんに案内されてルティリアーノの町の探索へ。
ルティリアーノは人口2万人弱の小さな街ながら11世紀ごろからの歴史があるそうで



細ーい石畳の小路を抜けて行くと教会の尖塔が見えて、これが町一番の聖母&聖ニコラ教会。


正面扉の両脇にはライオンがいて、11世紀のものという扉の上の十二使徒とキリストはお地蔵さんみたい。



ロマネスク様式の教会内部もすっきりと清楚で、床のタイルが美しい。



町のもう一つのランドマークはノルマン時代の塔。街中には他にも貴族様のお屋敷がいくつかあって

宿の斜め向かいにはこの町のグルメショップがあり



ご主人のパオロさんはケイコさんの添乗で日本にも来たことがあるとのことで、大きなボローニャ・ソーセージを抱えて大サービス。



外を通りかかっただけではちょっと気付かない、こちらは調理器具のお店。


にこやかな店主のアンナさんが持っている先の尖ったトングはアリタリア機内の料理番組で見て気になっていたもの、4ユーロでお買い上げ。
他にものり巻き器なんてものまで売っていて、海外のスシ・ブーム、恐るべし。
こちらはこの街の特産品、フィスキエットという土笛の工房。


笛なのでもちろん吹くことができるが、吹き口さえあればデザインはなんでもありなようで


カネゴン(?)ももちろん笛。熱心に説明してくれる芸術家、フィリッポさんの感性はよくわからん。
この日はちょうど町に市が立つ日、ということで散策の最後はその会場へ。


衣類や雑貨の屋台もあるが、我々の関心はもちろん生鮮食品。



カラフルな野菜がいろいろ並び

柿もポピュラーなようだが、こちらの人はぐじゅぐじゅに柔らかいのが好みとか。
この時期、北イタリアで人気のポルチーニはこの辺りでは取れないらしくてキノコを扱う店は少なく


その代わりケッパーの塩漬けを大量に売っていたがどう使うのだろう。



見たこともない葉物野菜もいろいろあって興味深く


中でもこの小さなメロンのようなものはなんだろう、と見ていたら店のお姉さんが切って味見をさせてくれた。
食べてみるとかすかに甘みのあるきゅうりで、みずみずしくておいしい。
今回のご縁がなければ訪れることはなかったであろうルティリアーノ。
イタリアはこういう小さな町こそ面白い。
