Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

プーリアの旅 14 バーリ散策

2018-11-27 12:42:53 | ヨーロッパ
10月18日 続き

アパートに落ち着いたところでお昼を食べに行くことに。
壁の情報ボードにおすすめレストランの一覧があるので、その中のシーフードレストランに行くことにする。

アパートがあるのは新市街になるが、ブランドショップの並ぶショッピングストリートをまっすぐ突き抜け、10分ほど歩くと旧市街に入る。
  
ここも狭い石畳の両側に石造りの家が並ぶ街並み。
10年ほど前までは治安が良くない所だったそうだが、今はゴミもなく何の心配もいらない。

やってきたのはLa Tana del Polpoと言う店。
 ポルポとはタコのことなので
 
天井では大きなタコが目を剥き、お皿の上にもタコがいる。

席に案内されメニューを渡されると、英語を話す店のおやじが魚の乗った皿を持ってやって来る。
 メインはこの中から適当な種類と大きさの魚を選び、料理法を指定する方式。
4人なので一番大きな四角い頭の魚を選択。これはホウボウかな。

 
前菜に頼んだリコッタチーズの方はあまり記憶にないが、タコのサラダは柔らかくて味付けもばっちり。
さすが店名にするぐらいだから自慢の一品だろう。

そしてやってきたメインはトマトなどと煮込まれたアクアパッツァ。
 
これをお兄さんが丁寧に骨からはずしてくれて、別にやって来たパッケリというパスタに絡めて食べる。
パスタにはエビやムール貝の入ったソースがすでに絡めてあるのだが、これが魚介だしが良く出ていてものすごくおいしい。

お兄さんは「骨が残っているかもしれない、ごめんね。でも君たちは日本人だから大丈夫だよね」と我々が魚を食べ慣れていることをよくご存じ。
今回の旅最初のシーフードには大満足。

お腹が満たされたところでバーリの町の見学へ。

レストランからちょっと歩くとメルカンティーレ広場がある。
 
その一角にあるライオンに守られた柱は借金を返せなかった者を縛り付けて鞭打つためだったらしい。

ここを抜けるとその先には海。

海岸線がよく整備されていて、ジョギングしている人がいっぱいいるところ、ここは都会だ。

旧市街の中に戻ると大きな教会がある。
  
 ここはサンタクロースのモデルとも言われる聖ニコラが眠るサン・ニコラ聖堂。
  
12世紀に建てられたロマネスク様式の外面はどっしりとシンプルだが、扉まわりなど古い彫刻が残っていて面白い。

  
内部も天井がバロック風になっているだけで身廊のアーチが印象的。
 祭壇もすっきりとして荘厳な感じがする。

そしてこの教会の主役である聖ニコラは地下礼拝堂に葬られているのだが
 
ここは女性の参拝者でいっぱい。
ローマ・カソリックの教会だが、ここはイコンなど東方教会のにおいがする。

  
教会の周りにも狭い路地が続き土産物屋などが並ぶが、適当に歩いているとまた大きな教会の前に出た。
 
こちらはこの町の大聖堂。サン・ニコラ聖堂よりも古くて大きな教会だが、ちょうどどなたか偉い方のお葬式が行われていたので早々に退散。

さらに行くと大きな城が見えてくる。
 
これがスヴェヴォ城。ローマ時代の要塞を歴代の支配者たちが増改築して使って来たそうだが、複雑な歴史のプーリアの城はどこも実用的で無骨だ。

これでバーリ旧市街の見どころは一回り。
 
旧市街と新市街の境目にはヴィットリオ・エマヌエル2世通りという大通りがあって
 その突き当りにはマルゲリータ劇場と旧魚市場があるが、どちらも改修中のようで入れず。

この後はスーパーに寄って食料を調達。
 こういう食事ができるのがアパートのいいところ。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする