Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

プーリアの旅 11 レッチェ

2018-11-19 22:25:50 | ヨーロッパ
10月17日 続き

ポリニャーノ・ア・マーレから1時間でやってきたのはレッチェの町。

 
元は修道院、現在は市役所になっている建物をくぐるとその先が旧市街の中心。
 
振り返るとこちら側の戸口や窓の周りには装飾がいっぱい。
 
花やら果物やら天使やら、レッチェ・バロックと呼ばれる17,18世紀のこの過剰な装飾でこの町は有名なのだ。

その中でも最も有名なのがこの市役所の隣に建つサンタ・クローチェ聖堂の正面ファサードなのだが
 残念なことにただいま修復中で、覆いの写真しか見ることができない。
偏執狂的とさえ言われるこの装飾が見たかったのだが。

気を取り直して中に入ってみると
 
白い大理石が目立つ正面は意外に派手ではないが、側面にいくつもある祭壇が凝りまくっていて
  
 
この教会に彫像は全部で何体あるのだろうか。

サンタ・クローチェの先にあるのはこの町の中心、サントロンツォ広場。
 ここにはアッピア街道の終点、ブリンディシから運ばれたと言う紀元前2世紀の碑柱があるのだが、こちらも修復中で覆いの中。
 
その足元にはローマ時代の円形闘技場がある。

  
周辺の道は狭くて、あちらこちら教会だらけ。観光客もマテーラより多いかもしれない。

 
高い鐘楼のあるこちらはレッチェの大聖堂。12世紀の建物に派手なファサードが17世紀に加えられたとか。

主な見どころは案内してもらったので、後は面白い装飾を探して旧市街を適当に歩くことにする。
 
威圧感のある石造りの建物の間にはローマ街道の一部があったり
 古いお屋敷らしき建物もたくさんあるが
  
  
期待したほど街中にバロックの装飾は多くなくて、正直シチリアのラグーザの方が面白かった。

ところでレッチェの町にも名物のパンがあって、トマトなどが入って赤いパンの隣がルスティコと呼ばれるパイ。
 
ベシャメルソースの入ったこれが本日のお昼だけど、特に変わった所はなし。

こちらアルヴィーノは町で一番有名なカフェ。
 
ここのパスティチョットと言うお菓子もレッチェの名物だというので、これはお持ち帰りにした。
 
で、ちょっと崩れてしまったこのお菓子を翌朝食べてみたところ、しっとりとフィナンシェのようなタルトの中にほどよい甘さのカスタードクリームがぎっしり詰まっていて、これはおいしい!
本日運転手をしてくれているおじさまも奥さんに申し付かったと半ダースも買っていた、そのわけを納得。

レッチェで一番の収穫はお菓子だったかも。


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コメント (4)
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