11月26日 続き
ブラフ港から乗り込んだのは Heritage Adventurer 号。
1991年にフィンランドで建造された船で現在の船籍はポルトガルのマデイラだが、今回のクルーズを催行するニュージーランドのHeritage Expeditions社の持ち船。青と黄色の船体がかっこよく、総トン数は8,378トン。
タラップを上がって船のスタッフに迎えられたらすぐに今夜からの船室へ。
客室はデッキ3からデッキ6まであるが、自分に割り振られたのはデッキ4のシングル部屋。
と言っても今回は豪華で、22㎡の部屋には大きなキングサイズベッドにソファがあり
収納もたっぷりでセーフティボックス付き。デスクのモニターでは現在位置から一日のプログラム、レストランのメニューまで見ることができる。
バスルームの設備も万全で、つい比べてしまう以前の南極クルーズの船室とは大違い。まあ、あれはあれで楽しかったけれど。
部屋をチェックしたらラウンジで出国審査があり、パスポートは船に預ける。
そして船に乗ったらまずしなければならない避難訓練。
部屋にある救命胴衣を持って最上階に上がり、救命胴衣の付け方を教わって
自分の乗るべき救命ボートを確認する。
今回は中を見せてもらえなかったけれど、以前よりこれも大きなボートだ。
避難訓練が終わったら少し時間があったので、早速船内の探索へ。
自分の船室と同じデッキの後方には船客全員が一度に食事できるダイニングルーム。
その一つ上にはバーラウンジがあって、プレゼンテーションなどのイベントはここで行われる。
お茶やコーヒーは常に用意してあって、ここにあるクッキーがおいしいのだ。
デッキ6の前方はブリッジ、後方には朝昼に簡単な食事のとれるビストロがあって、その外はサンデッキ。
もう一つ上、ブリッジの上には図書室があって、
後方、避難訓練をした場所にはプールがある。この船はボルネオなど暖かい海にも行くのでこんな設備があるのだが、今回はもちろん出番なし。
さらにジムにジャグジー、サウナまであったけれど、これらは使わずに終わってしまった。
やがて集合のアナウンスがあり、ラウンジでツアーリーダーからこれからの旅の説明や注意。
今回のリーダーはニュージーランド人のベテラン女性。テキパキしつつユーモアもあって、いかにも有能そう。
これが終わったら夕食の時間、みんなぞろぞろとダイニングへ。
こちらでは昼、夜きっちりメニューが渡されて、前菜、スープ、メインにデザート、毎回2、3種類から選ぶことができる。ワインもニュージーランド産だけではなく、オーストラリアやアメリカ、チリなど毎日変わっていた様子。
初日に自分がいただいたのはニース風サラダにニュージーランド・サーモン。
このサーモンの焼き具合が中はしっとりパーフェクトで、盛り付けもおしゃれ。
今回の食事には期待できると考えているとにぎやかな声が聞こえてきて
オール・フィリピン人のキッチンとサービススタッフが歌いながらケーキを運んできた。
隣のテーブルの女性のお誕生日祝いで、お裾分けをいただいてしまった。
この食事をしている間、19時半に船は出港。
他に客船のいない静かなブラフ港を離れた。
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11月26日
今日はクイーンズタウンを出て南島の最南端に向かうが、午前中はフリータイムなのでまた湖岸の散歩に行く。
街にはトレイルがいくつもあって、湖に沿って歩いて行ける。
途中いい声で鳴いていたのはヒバリの一種?きれいな羽の鳥はズアオアトリと言うらしい。
ホテルと繁華街の間にクイーンズタウン・ガーデンという大きな公園がある。
よく整備された公園内には彫刻などもあって
プレートが付いている岩が所々にあるのは故人を偲ぶためのもの。散骨などしているのかどうかはわからないが、こんなきれいな公園にお墓があったらいいね。
園内は様々な色のシャクナゲが満開。
イギリスっぽいローンボウルのクラブの周りも花でいっぱい。
池の傍にいた鴨の親子がかわいい。
公園の端の門をくぐると、昨日も来た遊覧船乗り場のビーチ。
今日は黒い水鳥がいっぱい。
この目の前にあるのがパタゴニア・チョコレートという有名店。
昨日の午後は長蛇の列だったが、今日は空いていたのでアイスクリーム、7ドル。盛りが良くて、これ一つでおなか一杯になってしまった。
というわけでホテルの昼食はお茶だけもらって、13時になったらクルーズ参加者はバス3台に分乗してクイーンズタウンを出発。
ワカティプ湖に沿って走って行くのだが、湖岸はエニシダだろうか、黄色い花がずっと続く。
湖は街から南へ長く続いていて、湖を離れるまで小一時間もかかった。
まわりは牧草地が続き、一番多いのは羊。
牛もたくさんいるが、お尻が白い茶色い動物は鹿。脂肪の少ない鹿肉もこの国では人気らしい。
こんな景色の中を走ること2時間半、Wintonという小さな町でトイレ休憩。
19世紀半ばからの町で、昔は鉄道も通っていたらしいが、ここの公衆トイレが超優秀。
ピカピカの扉を閉めるとジャズっぽい音楽が流れて、「使用最長時間は10分です」というアナウンスが流れるのだ。中もきれいで、これが無料。NZはどこでもトイレがきれいで、日本人でも安心して使える。
このすぐ横の昔の駅舎らしき建物はビアガーデンになっていたが、ここでアサヒスーパードライの看板を見るとは。
この町を出て30分ほどでこの辺りでは一番大きなInvercargillに入る。
スペル通りに読めば「インバーカーギル」だが、こちらでは「インバーカーゴ」と発音する。
しかしここは素通りして、さらに30分走ると港町ブラフに到着。
冬は牡蠣で有名なところだそうだが、平屋の家がパラパラと並ぶ本当に小さな町。
ここからいよいよ船に乗り込む。
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あけましておめでとうございます。
2024年は年明けからいきなりの大波乱。
元旦には地震速報で震度7を見てびっくりしていると、家中のスマホがウィンウィン警報を鳴らし始めて大騒ぎ。
やがて大津波警報が出て、東日本大震災はもちろん、2004年に自身が遭遇したスリランカの津波をいやでも思い出す。「津波は何波もやってきます」とTVが必死に警戒を呼び掛けていたが、真っ暗になってしまった後はどれだけ恐ろしかっただろうか。
北陸の皆様には心からお見舞い申し上げる。
元旦の正月番組がすべて吹っ飛んでしまって、TV局の皆さんもがっかりしているだろう、などとのんきなことを言いつつ、それでもなんとか普通に戻った2日のTVを見ていると、今度はなんと羽田の事故。
決定的瞬間の映像が何度も流れて、まだ新しい機体がみるみる炎に包まれて行くのを見るのは飛行機好きとしてはなんともつらい。
海保の5人が亡くなられたとはお気の毒だが、JLの乗客乗員全員が無事だったとのニュースには思わず拍手してしまった。
そんな大事件続きの正月だったが
我が家ではおかげさまで無事にお節を食べることができた。
2日にはもうお節も餅も片付いて
ランチは年賀状を買いに行った郵便局で見つけた大江戸カレーに北の富士カレー。後者はなんと販売者が日本大相撲協会、北の富士さん自慢のレシピは本来はもっと辛いらしいが、一般向けにちょっとマイルドにしたカレーはそれでもしっかりスパイスが効いてとてもおいしい。
日本のみならず、世界のあちこちで大変なことの続く2024年1月だけれど、この後は少しでも状況が良くなってくれることを祈る。
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