文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評 ジョジョリオン4

2013-11-01 20:16:42 | 書評:その他
ジョジョリオン 4 (ジャンプコミックス)
クリエーター情報なし
集英社


ジョジョシリーズの第8部「ジョジョリオン」(荒木飛呂彦:集英社)の第4巻。舞台はお馴染み杜王町だが、第6部のとんでもないラストで、世界は新たに作りかえられてしまっているので、かなり設定が変わっている。ジョジョを務める主人公は、杜王町に出現した「壁の目」と呼ばれる隆起物付近に、記憶を失って埋もれているところを発見された東方定助という青年。もちろん、記憶を失っているので、本名は分からない。この名前は、引きとられた家で付けられたものである。

 この巻では、定助は、強力な敵スタンドに追われている。オートバイに乗ったライダー姿のスタンドで、自動で追尾相手にロックオンし、何かを開けばそこから現れてくる。非常にパワフルで、周りを氷の世界にするという特殊能力も持っており、非常に厄介な奴だ。倒すには本体を見つける必要がある。この本体というのが意外な人物。てっきり、登場人物Aくらいの役で出ているのかと思っていたのだが、ストーリー展開に重要な役割を果たしていきそうだ。

 定助の正体も半分は明らかになるのだが、後の半分はまだまだ謎だ。おそらくこの部分が、物語に核心になるのだろうが、どう展開していくのか予想がつかない。

 ところで、この巻の最後に出て来た「カツアゲロード」。通ると、絶対にカツアゲされる通りっていうアイデアの奇抜さにはつい笑ってしまう。

☆☆☆☆

※本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする