文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評:密室に向かって撃て

2013-11-18 06:57:19 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)
密室に向かって撃て! (光文社文庫)
クリエーター情報なし
光文社


 「謎解きはディナーの後で」などの作品で知られる東川篤哉氏の「密室に向かって撃て」(光文社文庫)。タイトルの通り、一種の密室トリックものである。

 舞台は、もう名前からいかがわしい、烏賊川市。烏賊川市警察の砂川警部と、志木刑事が、つまらない事件で、犯人を逮捕しに行ったのだが、たまたまその犯人は密造拳銃を作っていた。その拳銃を誰かが持ち去り、その拳銃でホームレスが殺害され、更には、名門十文字家の一人娘であるさくらの花婿候補の一人が殺される。

 密室トリックといっても、鍵がかかっていた部屋で事件が起きたというわけではない。地形的に、どこにも逃げようがなく、目撃者からは密室と同じような状態になった場所が犯行の現場だということだ。果たして、そこには、一体どんなトリックが潜んでいるのか。その謎ときが、この作品の一番の山なので、一応は本格ものに分類されるのだろうが、犯人自体は、消去法で大体見当がついてしまう。つまり、犯人当てよりは、使われたトリックを暴くという方に比重が置かれている。
 
 この事件に挑むのが、どこか頼りない<名探偵>の鵜飼と弟子の流平。脱力系で流れていくスト―リは、東川氏らしいギャグに溢れて、そこかしこで笑えてしまう。著者の持ち味が良く出ている作品だ。

☆☆☆☆

※本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。

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貸金業務取扱主任者試験受験

2013-11-18 06:00:00 | 資格試験受験関係






 昨日は、貸金業務取扱主任者試験だった。場所は、広島市の宇品地区にある、県立広島大学。あいにくの小雨模様だったが、集合時間の1時間位前に到着。

 この試験、もしかすると、いかにもその道の人というような受験者ばかりが集まるのかもと思って、若干びびりながら会場に行ったのだが、特に他の試験の受験風景と変わりはなかった。

 意外なことに、女子比率がかなり高めだ。隣に座っていたお姉さんの付けまつげの異様な長さがちょっと気になった。

 試験は4択だが、正しいものはいくつあるかとか、正しいものも組み合わせを選べというような問が結構あり、かなり苦戦。正直、テキストを読んで舐めてかかっていたのだが、返り討に会ったような感じだ。
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