文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

「貸金業務取扱主任者資格試験」の受験票到着

2013-11-05 19:14:30 | 資格試験受験関係
貸金業務取扱主任者資格試験直前対策問題集
クリエーター情報なし
中央経済社


 11月17日に実施される「貸金業務取扱主任者資格試験」の受験票が本日到着した。殆ど念頭になかったが、公害防止管理者(ダイオキシン類)が残念な結果になりそうなので、これはぜひ取っておきたいところだ。殆ど念頭になかったし、この月は休みの日も結構忙しいのだが、まあなんとかなるだろう。

 
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書評:雀蜂

2013-11-05 07:04:16 | 書評:小説(その他)
雀蜂 (角川ホラー文庫)
クリエーター情報なし
角川書店


 「ぶんぶんぶんはちがとぶ」(村野四郎)という歌があるが、これがミツバチだからいいのであって、もしもスズメバチが飛び回っていたらかなり怖い。この怖さを小説にしたのが貴志祐介の「雀蜂」(角川ホラー文庫)だ。

 この作品の主人公は、安斎智哉というそこそこ売れているミステリー作家。舞台は雪に閉じ込められた山荘。彼が気が付くと、いっしょにやってきたはずの妻の夢子が消えている。そして次々に襲ってくるスズメバチ。外部との連絡手段はすべて遮断されていた。いわゆる「絶海の孤島もの」の変形といえるような作品だ。

 彼はスズメバチの姿を見てパニックになる。昔一度スズメバチに刺されているので、今度刺されたら、アナフィラキシーショックで命に関わると思っているからだ。襲ってくるのは、スズメバチの中でも最大のオオスズメバチと、好戦的なキイロスズメバチの2種類。山荘にはスズメバチに対抗するための満足な武器がない。整髪料スプレー、熱湯シャワー、バドミントンのラケットなど、なんとか対抗手段を見つけて、スズメバチ退治に精出す安斎の姿は、どこか滑稽感が漂う。

 こんな流れなので、てっきり、昆虫パニック小説なのかと思っていたら、さすがに貴志祐介、最後に驚くようなどんでん返しの結末を用意していた。これで、作品が、昆虫パニック小説からサイコものへと一気に相転移を起こしてしまう。

 本作が収録されているのは、角川ホラー文庫だが、いわゆるオカルト的な怖さはない。しかし、べつの怖さははある。虫、特に蜂の嫌いなひとは読まないほうがよいだろう。

☆☆☆


※本記事は、「本の宇宙」と共通掲載です。
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