文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

貸金業務取扱主任者試験受験

2013-11-18 06:00:00 | 資格試験受験関係






 昨日は、貸金業務取扱主任者試験だった。場所は、広島市の宇品地区にある、県立広島大学。あいにくの小雨模様だったが、集合時間の1時間位前に到着。

 この試験、もしかすると、いかにもその道の人というような受験者ばかりが集まるのかもと思って、若干びびりながら会場に行ったのだが、特に他の試験の受験風景と変わりはなかった。

 意外なことに、女子比率がかなり高めだ。隣に座っていたお姉さんの付けまつげの異様な長さがちょっと気になった。

 試験は4択だが、正しいものはいくつあるかとか、正しいものも組み合わせを選べというような問が結構あり、かなり苦戦。正直、テキストを読んで舐めてかかっていたのだが、返り討に会ったような感じだ。
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夏のブンコ検定2013の商品が来た

2013-11-17 15:56:18 | その他


 「夏のブンコ検定2013」に当選したので、新潮社特製のブックカバーが送られてきた。写真がそのカバー。まだ包装から出していないので、若干分かりにくいかもしれないが、同じ柄のボール紙で補強して、送られてきた。

 書店で本を買うと、紙製のカバーをくれるが、やはり、こちらの方が格調が高くて良い。本によっては、表紙カバーが、堂々と読みにくいものもあるので、せいぜい活用して行こうと思う。
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放送大学の通信指導提出完了

2013-11-17 15:42:37 | 放送大学関係
 気が付いてみれば、放送大学の通信指導の提出期間になっていたので、さっそく、放送大学のホームページから、解答を入力した。

 問題は既に解いていたので、それを打ちこんでいくだけのため、あっという間に修了。以前は、いちいちマークシートを塗りつぶして(択一式の場合)、切手を貼って郵送していたものだが、本当に便利になったものだ。僅かな額とはいえ、郵送料もいらないので、いいことづくめである。
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書評:なるほど!合格勉強術

2013-11-17 09:42:44 | 書評:ビジネス
なるほど! 合格勉強術
クリエーター情報なし
実務教育出版


 私は、文系、理系の両方面に渡り、90以上の資格試験に合格してきた。最近は、興味の対象が他のものにシフトしているので、試験へのチャレンジは少々停滞気味だが、きりの良いところで、なんとか生涯100資格までは取りたいと思っている。

 東京や大阪などの大都市だと、それこそ有象無象のなんだか訳の分からないような検定試験がたくさん存在しているので、合格数を増やす事は比較的簡単である。しかし、私の住んでいるような地方都市で受験できるような試験というのは、国家試験か、民間資格でも、業界団体が実施しているなど、ある程度の権威が一般に認知されているようなところに限られてくる。合格した試験の数だけを見ればもっと多い人もいるが、地方都市在住という条件を入れれば、この数は誇っても良いと思っている。

 このように書くと、のべつ幕無しに勉強していると思われるかもしれないが、そんな訳はない。サラリーマンなので、仕事はきちんとやらないといけないし、最近はずっと読書に嵌っているので、暇さえあれば、何かの本を読んでいる。それも資格試験とはまったく関係のないものだ。

 それでは、どうしてこれだけの試験に合格できたのだろう。思うに、やはり勉強法によるところが大きいのだろうと思う。元々飽きっぽいので、長期間同じようなことばかりをしているというのが耐えられない性格なので、試験勉強は、短期間に効率的に済ますようにしている。もちろん最初からそんな勉強法を行っていた訳ではなく、受験を続けていくうちに自然に身についてきたものだ。この方法尾は、2006年に解説した、自己啓発関係の記事を掲載している私のブログ・「文理両道」にも公開している。

 ところで、この度縁あって 「なるほど!合格勉強術」(宇都出雅巳:実務教育出版)を「本が好き!」を通じて献本いただいた。読んでみると、大筋においては、私がやってきたことと同じであり、確かに書かれている方法を実行していけば、大抵の試験は合格できるだろうと思う。ただ、中にはその人の好みに関わるようなところもあるので、読者はある程度自分にあった部分をピックアップして実行すればよいだろう。決して一から十までを書かれている通りにする必要はないのだ。

 本書には、満点を狙う必要はないとか、過去問を活用しろといったような、試験勉強を効率的に行うために大切なことが多く書かれているが、その中でも一番大切なことは、「くり返し」であると思う。問題集でも、テキストでも、とにかく同じものを何度も繰り返すのだ。その際、無理に覚えようとしなくてもよい。理解できないところで考え込む必要もない。私はこれをずっとやってきたし、著者も、「高速大量回転法」と名付けた方法で、「くり返し」を実行しているようだ。

 分からないということの大きな要因には、その言葉や概念自体になじみがないとか、その方面の全般的な知識が不足しているといったようなことが大きい。しかし、何度もくり返して学習していると、知らず知らずうちに、少しずつその方面になじんできて、知識が頭にインプットされてしまうものだ。

 そして、最後にもう一つ大切なことを教えよう。それは、一度こう決めたら、愚直にその勉強法を実行していくことである。確かに本書には、勉強の方法論として役立つことが多く書かれている。ただ、著者も、<勉強法をいくら勉強しても合格しません>(p228)と書いているように、いくら勉強法を研究しても、それだけでは試験には合格はできないのは当然のことだ。これから何かの試験を受けようと考えているが勉強法に悩んでいるような人は、ぜひ本書を一読したうえで、後はひたすら目指す試験自体の勉強に励んでもらいたい。

☆☆☆☆

○参考
私の合格した資格試験一覧(サラリーマン免許試験合格数日本一[暫定])
カテゴリー「資格の取り方」

※本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。



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書評:趣味は読書。

2013-11-16 09:30:43 | 書評:その他
趣味は読書。 (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房


 斎藤美奈子さんの「趣味は読書」(ちくま文庫)。実は、これまで、ずっと思い違いをしていた。著者のことを、てっきり北杜夫氏の娘さんかと思っていたが、あちらは斎藤由香さん。こちらの父上は、物理学者で宮沢賢治の研究家でもある斎藤文一氏。共通点と言えば、父上が、文理両道の人で、本人はふたりとも、成城大学出身というところか。

 ところで、この本だが、元々は平凡社のリトルマガジン「月刊百科」で、「百万人の読書」として連載されていたもので、忙しい皆さんに変わってベストセラーを読んで内容を報告しようという趣旨で始めたらしい。

 ベストセラーを対象にしているだけあって、名前は知っている本が結構あるが、不思議に殆どの本は読んだことが無い。全部で49冊の本を、以前読んだ「誤読日記」と同じく、シニカルでツッコミに満ちた筆致で、バッタ、バッタと切っていく。まさに、すがすがしいほどの切れ味(笑)。著者は、これらの本を次のような六類型に分類して紹介している。


1.読書の王道は現代の古老が語る「ありがたい人生訓」である
2.究極の癒し本は「寂しいお父さん」に効く物語だった
3.タレントの告白本は「意外に売れない」という事実
4.見慣れた素材、古い素材もラベルを替えればまだイケる
5.大人の本は「中学生むけ」につくるとちょうどいい
6.ものすごく売れる本はゆるい、明るい、衛生無害

 つまりは、これらが、ベストセラーを生み出すために心に留めなければならないことだということだ。本好きの割には、私はベストセラーと言われるものは、ほとんど読まないのだが、なんとなく頷いてしまう。それにしても、49冊も紹介しているのに、この本を読みたいという気にさせないのはさすがである(笑)。

☆☆☆☆

※本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。
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三内丸山遺跡(あこがれの青森2)

2013-11-15 06:00:00 | 旅行:北海道・東北


 ここは、有名な縄文時代の大規模遺跡である「三内丸山遺跡」。この遺跡があることは、既に江戸時代から知られていたが、遺跡整備の基本方針がまとめられたのは、1998年になってからだという。現在は公園になっており、かなり広い範囲に、復元された建物が散らばっている。



 そして、これが、この遺跡のシンボルである「六本柱建物」。もちろん復元だが、眺めていると、タイムスリップをしたような気になってくる。一度は訪れてみたい場所だったが、やっと夢がかなった。


・ JR青森駅(あこがれの青森1)
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書評:夢にも思わない

2013-11-14 06:00:00 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)
夢にも思わない (角川文庫)
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角川書店


 宮部みゆきによる「今夜は眠れない」(リンク先は「本の宇宙」)の続編に当たる「夢にも思わない」(角川文庫)。主人公の緒方くんは、東京の下町に住む13歳の中学生。同じクラスのクドウさんという可愛らしい娘が大好きで、彼女目当てで、白川庭園で行われる虫聞きの会に出かける。ところが、そこで殺人事件が起きる。最初はクドウさんが殺されたとショックを受けた緒方くんだったが、殺されていたのは、クドウさんによく似た従姉の森田亜紀子という少女だった。この作品は、緒方くんが、親友の島崎といっしょに、事件の真相を追究するという、言うなれば、一種の少年探偵ものである。

 事件の裏には、亜紀子の哀しい人生があった。義理の父親と上手くいかず、どこにも居場所がなかった彼女。そこが自分の居場所だと勘違いしたのが、違法な少女売春組織だ。自分に比べて、幸せに暮らす従妹のクドウさんを、同じ境遇に引きずり降ろそうとする暗い暗い情念。いっしょに抜け出そうとした男の心も亜紀子には届かなかった。彼女の短い人生は、ただ哀れとしか形容しようがない。

 可愛くって幸せなクドウさんと、身を持ち崩してしまい、従妹の光をうらやみ、妬んだ亜紀子。あまりにも対称的な二人の境遇。しかし、さすがは宮部みゆき。ここに一ひねり加えている。緒方くんが気付いてしまった、クドウさんの心の奥底にある黒い部分。 彼の健全な中学生らしい純粋さは、それを見過ごせなかった。それは、緒方くんには辛い、恋の終わりでもあったのだ。

 思春期に体験した、あまりにも非日常的な体験。しかし、この出来事は、緒方くんにとって、大きな成長の糧になるだろう。それにしても親友の島崎くん、中学生なのに賢すぎるような気が・・・。

☆☆☆☆

※本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。
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JR青森駅(あこがれの青森1)

2013-11-13 06:00:00 | 旅行:北海道・東北




 ここはJR青森駅。本州の北の端だ。私の故郷山口県からは、対極の位置にある。もう昨年のことになるが、訪れたのは、この時が初めてである。何しろ東北は遠い。気軽に行く訳にはいかないため、なかなか機会がなかった。

 殆どの都道府県には行ったが、私の中で東北だけは未踏の地であった。その一つをやっと訪れることができたのはうれしかった。しかしまだ、秋田、岩手、山形などが残っている。機会があれば訪れてみたいが、なかなか・・・
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書評:両国大相撲殺人事件

2013-11-12 06:00:00 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)
耳袋秘帖 両国大相撲殺人事件 (だいわ文庫)
クリエーター情報なし
大和書房


 元祖刺青奉行で、「耳袋」の作者としても有名な南町奉行・根岸肥前守が江戸を騒がす奇妙な事件に挑む「耳袋秘帖」シリーズのうちの一冊、「両国大相撲殺人事件」(風野真知雄:だいわ文庫)。

 今回根岸が挑むのは、タイトルの通り、番付デビューしようとしていた、伊佐二という将来を期待されていた若い力士が、無残に殺害された事件。伊佐二が死亡していた状況が、まるで、大関雷電の得意技で襲われたようであり、現場近くから彼の下駄も見つかったことから、雷電に嫌疑が向けられてしまう。

 この雷電は、もちろん、江戸時代の名大関雷電為右衛門。あまりにも強すぎたために、とうとう横綱に推挙してもらえなかったという伝説が残っているほどの力士だ。相撲での位は、大関が最高位で、横綱は本来称号であるということを聞いたことのある人は多いのではないだろうか。だから、この時代は、いくら強くても、推挙されなければ横綱にはなれなかった。

 実は、この事件、犯人は最初から分かっており、犯行は、相撲道楽の大名同士の意地の張り合いが原因となったものだった。実行犯は、藩内の争いのために浪人する事になったあげく、騙されて道具として使われた形だ。つまらないことに翻弄された彼らからは哀れさと哀しさが漂ってくる。

 この本筋の話が進む間に、笑い茸が入っているという「機嫌のよくなる薬」の話、自分がろくろ首かもしれないと悩んでいる男の話、軒先に獣のどくろがぶら下げられると言う事件などの小ネタ的な事件が散りばめられ、なかなか面白い時代ミステリーになっている。

 当時は、力士を大名が抱えていたり、いきなり関脇からデビューすることも可能だったと言いった、相撲の豆知識も得られるため、特に相撲ファンには面白く読めるのではないだろうか。

☆☆☆☆

※本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。

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書評:亡国の薔薇

2013-11-11 07:08:25 | 書評:小説(その他)
亡国の薔薇 (英国式犯罪解剖学) (創元推理文庫)
クリエーター情報なし
東京創元社


 海軍提督夫人のハリエットと解剖学者クラウザーのコンビが、事件に挑むという、クラウザー&ハリエットシリーズ第2弾となる「亡国の薔薇」(イモジェン・ロバートスン:東京創元社)。今回彼女たちが挑むのは、大英帝国をゆるがしかねないスパイ事件だ。

 時代は、アメリカの独立戦争の頃。イギリスは、独立を支持するフランスとの間に、実際の戦闘のみならず、激しい情報戦も繰り広げていた。そんな中で、ハリエットとクラウザーは、海軍本部から、スパイ事件の捜査を要請される。テームズ川から死体で引き上げられたフィッツレイバンという男。フランスに潜入している連絡員から彼の名前が伝えられたというのだ。2人は、事件の真相追究に乗り出すのだが、第二、第三の殺人が起きる。

 このハリエットとクラウザーが事件を追っていくのがメインのストーリーだが、本作品には、サブストーリーとも言えるようなものが組み込まれている。占い師をやっているジョカスタ・ブライが、占いの際、カードに不吉なものを感じたケイト・ミッチェルが不審な死を遂げる。彼女は浮浪児のサムといっしょに、ケイトがなぜ殺されなければならなかったかを追い求めていく。

 この二つの話が並行して流れていくのだが、神の視点で見ている読者は、この二つの事件が関係していることはすぐに分かる。しかし、これらが、いつどのように一つの大きな流れにまとまっていくのかというところに、読者はドキドキ、ハラハラさせられるだろう。

 さらに、提督夫人のハリエット&元男爵のクラウザーと、占い師のジョカスタ&浮浪児のサムといった、あまりにも境遇の違う二組の探偵役の対比。この時代には珍しい行動的な女性であるハリエットと、彼女に批判的な妹のレイチャルとの対比。更には、貧しい暮らしから、才能を認めてくれる人に助けられて、遂には一流の歌姫にまでなったが、事件に巻き込まれて命を落とした悲劇の女性、イザベル・マランの話。こういったものが、巧に織り込まれているために、ストーリーに厚みが生じており、読者を飽きさせないようになっている。

 ただ、この日本語タイトルはどうだろう。確かに「薔薇」は物語のアイテムとして大きな役割を果たしており、タイトルの響きもよいのだが、本の内容を適切に伝えていると言えないと思う。私が「亡国の薔薇」という言葉から連想するのは、滅んだ国の美しい姫君なのだが、この作品中では、どこの国も滅びていないし、使われ方も、国家間の争いなどは関係なく、一人の歌姫の悲劇に対する哀しみを表すものとして使われている。原題を見ると"ANATOMY OF MURDER"(殺人の解剖)となっているので、直訳すると、あまり売れそうにないタイトルになってしまうということなのかもしれない。でもストーリーに忠実にしようと思えば、「悲しみの黄色い薔薇」とか、そんな感じの方が良いのではないかと思う。

☆☆☆☆

亡国の薔薇 (英国式犯罪解剖学) (創元推理文庫)
クリエーター情報なし
東京創元社


※本記事は、「本の宇宙」と共通連載です。

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