マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

国鉄 DD51型ディーゼル機関車 初期型

2007-09-18 19:37:49 | 国鉄・JR機関車(ディーゼル)
先程アップした「マイクロエースDD51型」に関連して、私が唯一撮影したDD51型初期車の写真をアップしたいと思います。

昭和56年、高校2年の春休みに2回目の渡道に挑みました。友人の提案で壮大なコースだったのですが、
1日目 上  野 23:20発 佐渡7号     新  津  4:59着
2日目 新  津  5:38発 833レ      青  森 19:40着
    青  森 ・・・
といった、所帯を持った今では絶対に考えられない行程でした。

これだけ長い距離を、時間を掛けてノンビリ列車に乗っていれば、途中で何かしらあるもんなんですね。

いつもどおりの長い前置きですが、やっと本題です。
途中の「あつみ温泉駅」で異様な光景に驚いたわけです。何がっていうと、こんな光景が目に飛び込んできました。


昭和56年3月10日 羽越本線 あつみ温泉駅にて DD5123留置の図

当時、EF641000番台の大量の投入によって廃車となった長岡区のEF58と一緒に、今まで見たことの無いDD51の2ケタの車両が停まっていたのです。羽越本線は村上以遠が交流電化ですから、本来EF58の居場所ではないだけでも驚きだったのですが。で、客車がホームに停まるや否や、ホームに下りて慌てて撮ったものです。

そして、席に戻りホッとした矢先、動き出した列車の反対側の車窓を見ると、こんなのが目に入ってきたのです。


昭和56年3月10日 羽越本線 あつみ温泉駅にて DD5113他留置の図

もっと若番の13号機で、しかも、正面のラインがプレートの下に一直線に入っているヤツじゃないですか。初めて見た実物に、慌てて反対側の席に移り、窓を開けて素早く撮影しました。(車内はほとんどって言うか、誰も人が乗っていないので、一応迷惑は掛けていません。)
後にも2両の初期車が連結されていましたが、動き出している車内からの撮影でしたので、番号は読み取れていなかったり覚えていなかったり・・・。

残念ながら、現役活躍時代の写真ではない寂しい結果ではありましたが、私にとって唯一無二の初期車の写真なんで、撮っておいて良かったという思いで一杯です。ですから、「マイクロエースはやってくれたな」という思いで買ってしまったのでした。(KATOならもっと良かったかっ・・・い、いやっ、何でもありません。)


うんちくメモ

DD51 13号機
 5~19号機の3次車に該当。燃料タンクが増量された。
 非重連型で、2次車と同様、正面帯がナンバープレートの下に入る特徴のあるタイプ。
 初期の1000PS×2台のエンジンを搭載したタイプ。(後に1100PSに換装)
 1964.4.14 川崎車両新製 盛岡区配置   1986.3.31廃車 最終配置区 東新潟区

DD51 23号機
 20~27号機までの4次車に該当。
 やはり非重連型であるが、正面白帯が初めてナンバーの部分に上がった。
 当初から1100PS×2台のエンジンを搭載したタイプ。
 1964.11.28 川崎車両新製 鳥栖区配置   1986.3.31廃車 最終配置区 東新潟区
コメント (2)
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