カタログギフトの有効期限が過ぎてしまった。
ああ、ああ、残念・・・といういうか、自分のアホさかげんに嫌気がさしている。
今年、これで、二度目だ。
ずっと以前に、ほったらかしていたら、カタログ会社が指定する商品が送られてきた。
家にすでに一台あった、コーヒーメーカーだった。
これは、かなり、がっかりした。
同じ性能のものだったので、完全に、不要品となった。
結婚祝いの内祝いや、引き出物、あるいは、香典のお返し(満中陰志)にカタログギフトが送られる。
金額がだいたい、似たり寄ったりなので、欲しいものは、ほとんど、もらってしまっていて、
カタログに掲載されている商品には、すでに、あまり魅力のある、欲しいものはない。
なので、ほったらかし、ということになる。
そして、気が付くと、有効期限を過ぎている。
百貨店が出しているカタログギフトは、有効期限が過ぎていても、けっこう、大目に見てくれる。
大目に見てくれないのは、シャディ。
ここのカタログが送られると、とっとと注文しておかないと、
ほんの少し過ぎただけでも、容赦ない「期限切れにつき、交換できません」と、
びしゃりと、冷徹、無慈悲に断られ、虚しく、選んだ商品控えだけが、ひらひらと、宙に舞う。
つい最近、その辛酸を舐めたばかりなのに、また、やってしまった。
さあ、今日も、ブログ更新を・・・と、その前に、他のブログをちょろちょろ見に、遊びに行っていた帰りに、
ふと、なにげなく、パソコンの真横にある、木製ワゴンの下段に目がいった。
あれ?
もしや・・・
ひょっとして・・・
A4が入るサイズの分厚い封筒が2つ積まれている、その下に・・・あった・・・カタログが・・・。
恐る恐る、見てみると、有効期限が11月8日となっている。
シャディでなければ、なんの問題もないが、ああ、悪い予感・・・シャディだ。
1週間遅れたら、もう、ぜえっったい、ダメだと思うが、ダメとわかっていながら、
震える手で、カタログから、商品を選び、添付注文ハガキに記入した。
なんで、もう少し、早く、気が付かないんだ。
9月と10月に切れるチョイスギフトがあったので、それに気をとられ、侮っていた。
見逃し三振。
うつろな気持ちで、「デミグラスハンバーグとスモークサーモン」と記入した。
(ダメとわかっているくせに、絞込み最終選考段階で、カレーか、グラタン&ドリアセットか、迷っていた)
送り先住所を書く手も、弱弱しく、なかば、ヤケ気味に、住所、名前、電話番号を書く。
シャディの社長さんが、このブログをご覧になって、
「スローさん、あなたが、アホッぽすぎて、特赦で特例で、認めてあげます」なんて、言ってくれないかなあ・・・と、
あまく、切なく、期待を寄せ・・・させてくれるほど、シャディは甘くない。
「シャディは、一冊の百貨店」なんて、CMの曲が耳に残る。
いや、あの百貨店は、客が、買い物をして店内に残っていても、がしゃっと、閉店時間がきたらシャッターを下ろす、
そんなイメージだ。
高島屋など、大手百貨店のグルメチョイスは、期限が迫ってくると、催促のハガキが送られてくる。
シャディは、こちらが注文ハガキを送った後に、「期限切れで交換できません」と、最終お断り文が送られてくる。
客が注文ハガキを送らなかったら、いつまでも、そのまま。
「送り主からは、代金は頂戴していますが、期限切れのカタログギフトは、商品はお送りできません」
というシャディ側の鉄の理屈。
昨年4月の「資金決済法」の施行で有効期間が切れたカタログギフト券の交換ができなくなったとかのことだが、
送り主から支払われたお金は、どこへ・・・?
実際に送ってくる商品もさることながら、カタログ自体がギフトとしての商品価値があるとか、だそうで。
どれにしようかしら・・・迷うわ~、これもいい、あれもいい、なんて・・・カタログで夢を売るのか。
しかし、シャッターを閉める前に何も言わず、突然閉めるなんて、いかがなるものかと。
代金はちゃっかり、しっかり前払いで受け取っておいて、法律をちらつかせて消費者を煙に巻く。
最後まで頂いたお金の責任を取る、なんてことは、絶対にしないで、
わたしのような、消費者のまぬけアタマに付けこむ。
まったく、その考えには、腹立たしい思いで、いっぱい。
システム代も、カタログ価格の中に入っているんだから、少し遅れたぐらいの人の分ぐらい、大目に見てもバチは当たらんだろうに。
そうやって、せこく、小さくする商い方法が、
益々、悪評を招き、人気を下げ、評価を落とし、ますます利益を減少させ、余裕がなくなるスパイラル。
自分が悪いのは、重々わかっているが、逆切れで、シャディのカタログが、すっかりキライになっている。
ついでに、送ってくれた人までも、なんで、シャディなんぞを選んだわけ?なんて、
途方も無く、方向違いの、因縁をつけかねない、性格の悪い、わたしだ。
もともと、夢を詰め込んだギフトであり、しかも、先方様から頂いておきながら、
自分がお金を出したわけでもないのに、自分の、まぬけアタマのせいで、パーになったからって、
ブーブー文句言っている自分は、けっこう、情けなく浅ましい。
手近な夢から一転、欲張りは、辛い。