蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

専業主婦は、エライのだ

2012-11-28 | 日々のこと

NHK朝ドラの続きの、いつもの番組、ほら、あれ、あれ、あれあれ・・・(1分半、経過・・・)
「あさイチ」。

主婦が風邪をひいたときの夫の対応について。
くわばたりえ、最近、若い子育てママの強力助っ人(古すぎました、この表現・・・)として、
がんがんモノ申してくれているようだ。

わたしは、近ごろ、あんまり主婦のことがよくわからない。
仙人候補生なので、仙人の修行はしているものの、主婦としては、卒業の感がある。
ましてや、専業主婦というもの・・・実体を知っているような、知らないような。

専業主婦と、定年リタイア人との区別が、あんまりつかない。
性別は、専業主婦は、女性。リタイア人は、おもに男性。
定年リタイア人で、主婦を兼任している場合もある。
あ、そうだ、わたしは、主婦を無事、定年リタイアした。
(と、自分では思っている。ちょっと早期リタイアだったが)
そして、新たな人生スタートとして、仙人養成学校に入学した。

仙人養成学校に通いだすと、同じような候補生がいっぱい、いる。
講師は自称・仙人だが、うさんくさい。
ほんとうの仙人になるには、高い山を越えて、棺おけの中に入らないと、無理のようだ。
モノクロ、モノトーンの水墨画っぽい、静かな、桂林かどこかの風景が描かれた掛け軸のなかに収まって、
目だけぎょろっとやけに光っている、そんな仙人が、ほんとうの仙人か。
いや、目が光っていては、仙人にはなれない。

と、脱線の線路は続くよ、どこまでも。


で、主婦の皆様は、忙しそうにも見えるが、時間が継ぎはぎパッチワーク。
まとまった時間が取れない。
子育ては、やらなければならないが、家事は、やらなくても死なない(と、わたしは思う)。
家事をしないで死んだという家庭があったとしたら、
菌にまみれて、家族全員、病死。食中毒も、そのうちのひとつか。
冷蔵庫がからっぽで、餓死。
しかし、病気でもないのに、冷蔵庫をからっぽにして、餓死するまで頑張るのは、相当の根性、パワーがいる。
コンビニに弁当を買いに走るほうが、よっぽど楽だ。

布団をまったく、干さない、シーツを洗わない、衣類を洗わない、窓を開けない、
部屋を掃除しない、ゴキブリ、ネズミの巣窟。
風呂、トイレ、キッチンは、どっろどろ。悪臭漂う、どっろどろのヘドロの沼。
と、仮定する。
そこに、夫、妻、子供が暮らす。
犯罪を犯して捕まった女性の住まいがニュースで何度か報道されていたが、外から見ても、カオス状態。
そんな住まいでも、同居人や、子供と生活していた。
べつに、死なないし、病気にもならない。

ずっと前、テレビで放映させていた、子だくさんファミリーも、似たような状況。
子供は、兄弟で互助関係が成り立ち、成長していた。
それはそれで、たくましい。
大嫌いで、大の苦手の勉強を無理強いされるわけでもないし。
大嫌いな食べ物を嫌々食べさせられるわけでもないし。

と、話は、ビミョーに、教育方面へと、ずれてしまっている・・・
もとい。


その、ぐっちゃぐちゃの部屋、栄養偏りまくりの食生活・・・
自分が、そんな毎日を送って、気持ちいいかどうか、だ。
わたしは、家事が大嫌いだが、できれば、まったくしたくないが、生活、暮らしは、自分が快適でありたい。
見た目、実用性、衛生面、利便性、リラグゼーション、芸術性(これは、うそ)・・・
どうでもいいことはなく、それなりの心地よさが暮らしには必要だと思っている。
そのためには、必要最低限のことは、しかたないけれど、自分の快適性のためにやっている。

いっしょに生活している人間(家族)によって、自分のペースを乱されるが、
家族と同居しているメリット、デメリットを考えると、まあ、いたしかたない。
でも、仙人養成学校に通いだしてから、
(追記。学校の場所は、山の麓から少し上。下界と天国の中間地点、下界寄り。通学の交通手段は、電車)
一人で暮らすのも悪くないなあ・・・と思ったりしてる。
が、生まれたときも死ぬときも一人なので、
せめて、その中間の時期ぐらいは、誰か他の人間と接して暮らしてもいいかなあ・・・と思ったりもしている。

で、あさイチの番組・・・なんだっけ?
ああ、主婦が風邪ひいたときの夫の対応。
もう仙人に向かって助走中のわたしは、そんなこと、どうでもいい。
うちの夫も、こうだ、ああだ、あのときは、ああで、・・・と、口から泡飛ばして、激昂して話す時期を過ぎた。
自分の仙人としての世界のほうが、安定しているし、楽しい。

仙人養成学校は、ただいま、推薦入学を受け付けています。
入学ご希望の方は、天国2丁目まで、ご連絡ください。
ただし、仙人はいつも不在。連絡は、返答がない場合が多いです。
田中大臣に、認可を拒否され、もう、この世にはないのが現状かも。
しかたないので、自宅で、自習してください。


自習のひとつとして、カリキュラムに、「家事」がある。
そう思えば、家事もそう悪くないか。
でも、家事をしない夫は、仙人であろうが、キリストさまであろうが、腹に据えかねる。

 「仙人養成学校、ほんとに、あるんですか?」
そう質問される方がおられるとすると、かなり、仙人寄りの方だと思う。

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ人気ブログランキングへ