枕草子 第五十一段 小舎人童
小舎人童、
小さくて、髪いとうるはしきが、筋さはらかに、すこし色なるが、声をかしうて、かしこまりてものなどいひたるぞ、らうらうじき。
小舎人童は、小柄で、髪をきちんと手入れしていて、その髪の筋はさらっとしていて、少しばかり色っぽさもあり、きれいな声でかしこまった物言いをしているのが、かしこそうで可愛いですねぇ。
小舎人童(コドネリワラワ)は、貴人が召使っている少年のことを指し、軽輩の小舎人とは別です。
従って、この章段は元服前のまだ初々しい少年について、少納言さまのお好みを披露されたのでしょう。
小舎人童、
小さくて、髪いとうるはしきが、筋さはらかに、すこし色なるが、声をかしうて、かしこまりてものなどいひたるぞ、らうらうじき。
小舎人童は、小柄で、髪をきちんと手入れしていて、その髪の筋はさらっとしていて、少しばかり色っぽさもあり、きれいな声でかしこまった物言いをしているのが、かしこそうで可愛いですねぇ。
小舎人童(コドネリワラワ)は、貴人が召使っている少年のことを指し、軽輩の小舎人とは別です。
従って、この章段は元服前のまだ初々しい少年について、少納言さまのお好みを披露されたのでしょう。