雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

猫は

2015-01-05 11:00:24 | 『枕草子』 清少納言さまからの贈り物
          枕草子 第四十九段  猫は

猫は、
表のかぎり黒くて、腹いと白き。


猫は、背中全体が黒くて、お腹が真っ白なのが可愛いですねぇ。



当時すでに猫もよく飼われていたようですが、おそらく犬よりは少なく貴重だったと思われます。
第六段の「上にさぶらふ御猫は・・」の内容や、前段および前々段の牛や馬に比べて、この猫の段は、嫌にあっさりしています。
もしかすると少納言さま、それほど猫はお好みではなかったのかもしれませんね。
コメント
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