枕草子 ちょっと一息
小話を楽しむ
枕草子の内容は、章段ごとに実に様々です。これを、バラエティーに富んでいると受け取るのか、雑然としていると受け取るのかは、読者の勝手なのでしょうが、他に例を見ない形式であることだけは確かなことでしょう。
もちろん、清少納言が全体を監修して一冊の書物にしたものではありませんから、同時代の他の日記や物語などと同列に考えるわけにはいかないのも否定できません。しかし、枕草子以外に、内容的な区分けも、時間的な配列も、全く無視しているかのような作品で、高い評価を受けている文学作品は見当たらないということも確かだと思うのです。
その中で、例えば第百七十四段にありますような、ちょっとしたエピソードのようなもの、私は『少納言さまの小話』とでも名付けたいと思うのですが、そういったものばかり集めてみても、なかなか面白い作品集になるように思っています。いかがでしょうか。
小話を楽しむ
枕草子の内容は、章段ごとに実に様々です。これを、バラエティーに富んでいると受け取るのか、雑然としていると受け取るのかは、読者の勝手なのでしょうが、他に例を見ない形式であることだけは確かなことでしょう。
もちろん、清少納言が全体を監修して一冊の書物にしたものではありませんから、同時代の他の日記や物語などと同列に考えるわけにはいかないのも否定できません。しかし、枕草子以外に、内容的な区分けも、時間的な配列も、全く無視しているかのような作品で、高い評価を受けている文学作品は見当たらないということも確かだと思うのです。
その中で、例えば第百七十四段にありますような、ちょっとしたエピソードのようなもの、私は『少納言さまの小話』とでも名付けたいと思うのですが、そういったものばかり集めてみても、なかなか面白い作品集になるように思っています。いかがでしょうか。
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