原始感覚美術祭の会場になる木崎湖湖畔は始めて行く場所なので25日26日は制作はせず偵察期間と決めていたが26日は素材として使う木を提供してくださる荒山林業の荒山さんと除雪車を格納している場所で待ち合わせといわれたが雪が積もらない金生町暮らしの私は格納庫のイメージがわかない。
半年近く雪とともに暮らす木崎湖湖畔の風景は金生町とは植生も雰囲気もかなり違う。
写真は植林された唐松の間に生えるウリハダカエデだ。
植林して100年近くなる大きく育った唐松の高い空間にさまざまな広葉樹が育っている。
自然に生えた木々にも植林された唐松に対していろんな役目があることを教えていただいた。
たとえば背の高い唐松の幹に背の低い広葉樹が葉陰を落としている。
幹より枝を出しやすい唐松は広葉樹で作られた葉陰により枝がでなくなり建材としていいものがとれるそうだ。
一人で山仕事をしている荒山さんはマイナスイオンたっぷりの心地良い空間で木々と語り合いながら仕事をしているのだろう。
タケノコの皮を巻く芯にする少しカーブした木を切っていただき海ノ口庵まで届けていただいた。
原始感覚美術祭は地元の人達の大きな協力体制により成り立っているようだ。
荒山さんに木を切っていただき木の話を聞かせていただきありがたかったし良い時間だった。
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