原始感覚美術祭のため7月25日に木崎湖湖畔へ行ったが初めての場所でもあり2日間は制作のことは考えないで会場内を散策することにしていた。
27日~29日の3日間で制作と決めていたができない可能性もあり緊張しての制作だったが思わず29日の昼過ぎには出来上がった。
その日は余力もあり木崎湖湖畔を自転車で走りながら楽しんで今夜の食材を採集した。
自転車のかごには左よりフキ、ウドのつぼみ、ノカンゾウの花だがコンフリー、サンショウ、タラノメもよく採った。
今回のアートディレクター杉原信幸さんの作品竪穴式縄文遺構「墓家」の後ろに写っているのが参加作家の宿舎だ。
「墓家」の内部だが整然と石が並べられている。
外から見るより広く感じられる空間だ。
宿舎の生活だが専従の世話をしてくれる人がいないのでそれぞれが食事を作ったり掃除をするが皆制作等で忙しいし食材なども乏しい。
2日はのんびりとすごし3日目からは創作に入ったが場所が人気のない古いお堂なので5時前には創作をやめるため帰りには食材を採集して帰り料理することになった。
買い置きの野菜もあったが差し入れの野菜もありそれらと組み合わせて食べる人数が増えたり減ったりの量を採集した食材で加減した。
30代前後の若い人が多かったにもかかわらず野草料理は喜ばれて作り甲斐があった。
ノカンゾウの花は今まで食べた人がいなかったにもかかわらず好評なうえ色もきれいなのでサラダ、和え物、煮物、汁物といろいろと使った。
ノカンゾウの花は一日花なので夕方には思い切って採れるし大勢の食材としては一個の花の量が多いので助かる。
昼顔の花やツルも食材として使いたかったが採るのに時間がかかるので今回は使わなかった。
木崎湖湖畔は標高700~800メートルもあるのでフキはまだ食べごろだしサンショウの芽もやわらかい。
佃煮というのは保存食で作れば数日あると思っていたがサンショウ入りのフキの佃煮は作れば一日でなくなる。
毎日作った。
配膳や片付けはしていただけるので好きな食材(植物)採集と料理(制作)で今は楽しくて良い思い出になっている。
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