野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

二十三夜塔

2011-08-31 21:31:31 | 原始感覚美術祭

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海ノ口庵の境内にはたくさんのお地蔵さんや供養塔が建てられている。

”二十三夜塔”とは聞いたこともなければ見たこともなかった。

そこへきふじさんはペットボトルをセットして木崎湖湖畔の水辺で咲いていたセリ科の類の白い花を中心に生けた。

二十三夜塔には他の石には見られない色の染みが付いている。

ふときふじさんの帽子を見たらおなじ色合いのリボンで飾られいたのでリボンも作品に組み込んでもらった。

供養塔の染みの色合いが彼女好みだったのかしら・・・・

二十三夜とはいつごろ出る月かしら?”と言っていたので二十三夜塔のことは知らなかったと思う。

調べてみると二十三夜には24時前後に月は出るらしく祀られているのは勢至観音菩薩。

二十三夜塔とはいかなるものか気にはなっていたがきふじさんの作品を見るまで染みの色は見てなかった。

彼女は目ざとい人で一緒に行動すると私一人では見落しているものをよく教えてくれる。

今回はほとんど歩いての移動だったが宿舎である虹の家までの近道の看板も見つけた。

野外教室はどこで開こうがエネルギーの要る催しだが今回も参加者の私にはない良い感覚を作品により見せていただいた。

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はこべさんの作品

2011-08-31 11:44:01 | 原始感覚美術祭

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白壁が年月と風雨によりはがれた部分にゆっくりと向かい合うとこころ引かれるものがある。

はがれたことによって生まれた線や色。

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はこべさんもおなじ気持ちだったようだが作品は小さな虫の小さな口によって食われ茶色のレースのようになった葉を白壁がはがれた部分に生けたくて作品作りは始まったようだがすぐ脇の雨どいや下に置かれたペットボトルまでの大作になっている。

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植物素材はおもに葉っぱが使われているが目立つ場所に水が下がったアザミの花が大きく生けられている。

ススキの葉の動きと連動して面白い空間だ。

はこべさんの得意分野といおうか目の前につきつけられてこんな使い方があったのだと思い知らされる。

今回のワークショップではお互いの作品を鑑賞しあう時間がなかったのが悔やまれる。

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