海ノ口庵の境内にはたくさんのお地蔵さんや供養塔が建てられている。
”二十三夜塔”とは聞いたこともなければ見たこともなかった。
そこへきふじさんはペットボトルをセットして木崎湖湖畔の水辺で咲いていたセリ科の類の白い花を中心に生けた。
二十三夜塔には他の石には見られない色の染みが付いている。
ふときふじさんの帽子を見たらおなじ色合いのリボンで飾られいたのでリボンも作品に組み込んでもらった。
供養塔の染みの色合いが彼女好みだったのかしら・・・・
二十三夜とはいつごろ出る月かしら?”と言っていたので二十三夜塔のことは知らなかったと思う。
調べてみると二十三夜には24時前後に月は出るらしく祀られているのは勢至観音菩薩。
二十三夜塔とはいかなるものか気にはなっていたがきふじさんの作品を見るまで染みの色は見てなかった。
彼女は目ざとい人で一緒に行動すると私一人では見落しているものをよく教えてくれる。
今回はほとんど歩いての移動だったが宿舎である虹の家までの近道の看板も見つけた。
野外教室はどこで開こうがエネルギーの要る催しだが今回も参加者の私にはない良い感覚を作品により見せていただいた。
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