野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

木崎湖湖畔で採集した素材

2011-08-08 17:30:41 | 原始感覚美術祭

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海口庵より別の建物へと続く渡り廊下の壁には珍しい形の大木の一部が塗りこめられている。

作品の一部ととして使いたかったので東北大震災の記事が書かれた3月30日までの新聞を木に巻きつけて竹のを再度巻きアカメガシワやコウゾの皮でしばったものを立てかけた。

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隣に写っているのは木崎湖湖畔で採集したアカソの皮だ。

しばるための素材としてアカメガシワやコウゾの皮を持ってきたが現地の素材も使いたかったので採集した。

金生町では草並みに生えているアカメガシワは木崎湖湖畔では見かけることはなくコウゾも同じクワ科のクワはたくさん生えていたが見かけなかった。

金生町と木崎湖湖畔では植生がかなり違う。

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湖畔にたくさん生えているヨシも使いたくて採集したもののほとんど使うことはなく掃除用のほうきにして用立てた。

左側の茎を使ったのは大きなごみ用で葉を使ったのは小さなごみ用だ。

用済みになったほうきははい茂るクズの中へ土に帰れと廃棄した。

自然たっぷりの木崎湖湖畔ではまだ原始感覚が使える。

  (写真はクリックすると大きくなります)

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海口庵では。。

2011-08-08 12:10:18 | 原始感覚美術祭

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今回私が制作する場となった海口庵は木崎湖を見下ろす高台にある。

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道路を隔てて公民館があり立派な庚申塚が4基もあるので昔から人の寄り合う場所だったようだ。

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海口庵の境内にはお地蔵様やいろんな仏様たちが鎮座されていて初めて行ったときは「3日ほどここで作業させていただきますのでよろしく」と彼らに挨拶しておいた。

原始感覚美術祭のアートデレクターである杉原信幸さんより海口庵が創作場所だとメールをいたき戸惑った。

18年ほど野外教室と称して自然を借景にした作品つくりを仲間たちと開いてきたがなぜか人の思いがこめられた場所は避けてきた。

毎回自分が企画する催しだったが今回は違う。

他人の企画にのってみるつもりになり海口庵の写真を見ながらお堂のイメージを作っていくとお堂は庶民のシエルターだと思えてきた。

歩くだけが交通機関だったころは旅の途中病をえた人の休む場所になり雨宿りの場でもあったと思う。

お堂は権力者が作ったのでなく庶民の思いが作った場所だ。

3・11東北大震災の3月分の新聞をいっきに読んだのが捨てられなくて保管してある。

戦争にしろ災害にしろ被害にあうのは庶民だ。

お堂である海口庵 保管してある新聞 再生の勢いをイメージする竹の皮まで金生町で考えやってきた。

  (写真はクリックすると大きくなります)

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