海口庵より別の建物へと続く渡り廊下の壁には珍しい形の大木の一部が塗りこめられている。
作品の一部ととして使いたかったので東北大震災の記事が書かれた3月30日までの新聞を木に巻きつけて竹のを再度巻きアカメガシワやコウゾの皮でしばったものを立てかけた。
隣に写っているのは木崎湖湖畔で採集したアカソの皮だ。
しばるための素材としてアカメガシワやコウゾの皮を持ってきたが現地の素材も使いたかったので採集した。
金生町では草並みに生えているアカメガシワは木崎湖湖畔では見かけることはなくコウゾも同じクワ科のクワはたくさん生えていたが見かけなかった。
金生町と木崎湖湖畔では植生がかなり違う。
湖畔にたくさん生えているヨシも使いたくて採集したもののほとんど使うことはなく掃除用のほうきにして用立てた。
左側の茎を使ったのは大きなごみ用で葉を使ったのは小さなごみ用だ。
用済みになったほうきははい茂るクズの中へ土に帰れと廃棄した。
自然たっぷりの木崎湖湖畔ではまだ原始感覚が使える。
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