浅井祐介さんは7月27日の夜来られたが夕食後すぐいなくなった。
制作場所である味噌倉へ行ったようだ。
味噌倉には以前住んでいた人が残していった古い味噌があり彼はその味噌で壁に絵を描いた。
味噌倉にはマムシやニンニクを漬けたのやしょうゆが一升瓶に入っていたのも飾っていた。
後日行ったら梅干の種をネズミがうまい具合にかんで穴のあいた種数個に花を生けていた。
彼とは数日合宿しただけだが食べたり身の回りのことをしているとき意外は何か作っているか絵を描いていた。
皆と話しをしているときも白いテープに黒いマジックで絵を描いては近くのものに貼り付けていたし、テープがなくなったのか手に絵を描いていた。
書くものも絵の具といわれる類のものでなく彼がいろんな場所より集めた泥類が多いみたいだ。
味噌で書いたのは見せていただいたが書ければなんでもOKのようだ。
味噌で書くと聞いたとき私は”ネズミが来る、ゴキブリが来る”と叫んでしまった。
西丸震哉記念館に常設されている泥絵だが無理のないとても心地良い絵だ。
冒頭の絵は制作途中だった。
もうひとつ木の表面を焼いて絵を描いていたのはトーテンポールになったようだ。
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