植物採集のときつくしちゃんが”お母さんがすきそうだから”とすぎなさんの分まで採集していた。
前回の野外教室まではすぎなさんがつくしちゃんをきずかっていたが今回はその心配はなくなったようだ。
そのせいか今回のすぎなさんはのびのびと自分の世界で遊んでいた。
選んだのは海ノ口庵の境内にある年代ものの水ため石だ。
苔が生えていたりツタが絡まっていたりと魅力的な石のくぼみにペットボトルを置いた。
石のすぐ下にある鉢も作品に組み込まれている。
左側に写っているマメグンバイナズナの上に小花が置かれているのを見るとつくしちゃんの作風とよく似てる。
一作目ができるやいなや木崎湖湖畔をバックに作りたいと選んだのはブランコ。
野外教室参加常連の人たちは野外教室は自分を思い切り表現していい場所だと思っているので手加減してくれない。
原始感覚美術祭の一環のワークショップとしてほんの3時間で野外教室のさわりだけをするつもりだったのに・・・・。
ワークショップ参加者がほとんど仲間達だとわかった時点で一ヶ月展示していただける作品を作るエネルギーと同じほどワークショップの準備にエネルギーを使った。
野外教室は制約の多い日常から自分に向かい合う場、一種のお祭りであり参加者が作家になり観客になる移動美術館だ。
ぎりぎりまで制作して飛び乗った汽車の中より興奮冷めやらぬうちにとメールが届いた。
親子ともども良い夏の思い出になったようだ。
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