原始感覚美術祭オープニングパーティーの次の日は人声とやさしげな葦笛の音で目覚めた。
宿舎に隣接する広場では冒険家の石川仁さんによる葦舟講習が始まっていた。
素材は木崎湖湖畔で採集した葦だ。
仁さんの的確でユーモアたっぷりの講習で枯れた棒状の葦がだんだんと葦舟に変わっていく。
ただ見ているだけでも心躍る作業風景だ。
その日は8月1日の私のワークショップのため東京より仲間がやってくる。
葦舟作りにはとても興味はあるが数日の滞在で見せたい場所もたくさんできている。
彼女たちには葦舟講習場所近くを案内して葦舟の出来具合を一緒にチェックした。
10時より始まりお昼をはさんで2時過ぎには最後の仕上げにかかっていた。
その後木崎湖に浮かべ参加者がかわるがわる乗ったのだろう。
冒頭の写真は次の日に写した。
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