虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

赤 青 黄色 の色分け ベビーから6年生まで

2010-09-15 13:35:29 | 虹色教室の教具 おもちゃ
赤いバケツの中に赤いボールをポン♪
黄色いバケツの中に黄色いボールをポン♪

1~2歳の子が、最初に取り組むと楽しい課題です。

これと同じセットで,
小学生に中学入試の難しい問題にチャレンジしてもらうときもあります。
(1回ごとに赤から黄色に 黄色から青に 青から赤に玉が移動するとして、
最初にセットした状態から3回移動を繰り返すと、黄色いバケツには何色のボールが入っているでしょう?
といった問題です。

ただ楽しく解くだけでなく、

「難しそうに見える問題も
実は
こんなにもシンプルなことが、言葉に置きかわって複雑に見えるだけなんだよ~」
ということに気づいてもらうために、
幼い子たちのおもちゃを使って学んでいます。こうした問題に心が感動すれば、
なんだ~難しい図形問題って、赤ちゃんの遊んでいる積み木の問題だし、移動の問題って折り紙が重なるときの話なんだ~と、急に問題が易しく感じられるようになる場合があるのです。)


赤いバケツに赤い玉をきちんと入れられるようになったときの
すがすがしさは、
本を見ながら、「これは赤よ」「これは黄色よ」と教え込まれて言えるように
なるのとちょっと異なります。
うまくいったとき、
「正しい!うれしい!」っと、直感的にわかることからくる
小さな感動があるのです。

盛り付けで、食事のおいしさが変わるのと同じで、
学ぶ教材が、見た目に心地よいと、学習意欲がずいぶん変わります。

最初のうち、子どもは色など頓着せずに、
いつまでもでたらめに放り込むかもしれません。そんなときは、自然に正しい答えをしるすだけで、気づくときが来るまで待ちます。
またきちんとわかっているのに、わざと間違いをしたがるときもあります。
それはそれで、ひとつの創造的な行為でもあります。
大人もふざけて、いろんな間違いをやってみせると、
次には、子どもの方が正しい答えを教えてくれるかもしれません。

パズルがカチッとはまったときの気持ちよさ

みたいな、自分の身体や脳で感じる喜びがあるのです。

幼い子は、シンプルではっきりした色や形に惹きつけられます。
気持ちよさや感動がある学び方は、
ただ~を覚えるということを超えて、

正しい答えを出すために真剣に集中するのは楽しい

考えるチャレンジは面白い

といった気持ちを育ててくれますよ。
にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。